Googleビジネスプロフールで重要なNAPとは？

tomozoe

6年前

Googleビジネスプロフールを活用して効果的な集客活動を行うMEOにおいて重要なNAPについてここでは詳しく解説させていただきます。

2020年11月4日にGoogleマイビジネスはGoogleビジネスプロフィールに名称変更されました。

NAPとは

Name（店舗や企業の名前）
Address（住所）
Phone（電話番号）

の頭文字を表しています。

インターネット上に様々な情報が溢れる中で、あるお店を検索しようとしたとき、公式ホームページの情報以外にも各種公式ソーシャルネットワークなど、公式だけでも複数存在します。

検索エンジンは、インターネット上のあらゆる情報の中から特に関連性の高い情報を集めて紹介するように進化し続けています。

もちろん、Googleなどの検索エンジン大手はそのような仕組みを勝手に進化させてくれますが、経営者の立場から考えると、よりGoogleなどの検索エンジンにしっかりと検索に引っかかってもらうことが重要になります。

検索で上位に表示されるお店は、一般的に有名店などが考えられますが、インターネット上で有名店とはどんなお店でしょうか？

公式サイトの情報だけでなく、ソーシャルネットのFacebookやGoogle＋、Instagramなどのチェックインやハッシュタグ付きで写真が紹介されるなど「話題」になっていることをGoogleなどの検索エンジンもどれだけ「話題」になっているかを把握して順位表示に影響を与えています。

そういった中で、Googleの検索ロボットがあなたのお店が仮に渋谷にあったとして、その情報がネットで「話題」になっていたとしても、それぞれネットに掲載されている店の名前が「ひらがな」であったり「漢字」であったり、ちょっと店名が違っていたり、住所の番地表記がちょっと違っていたりすると、せっかくネットで話題になっているのにそれが同一の店と把握されず、せっかくの「話題」のボリュームを過小評価されてしまうことになります。

そのようなサイテーション効果を下げるようなことが起こらないようにする上で気を付けるべきことがNAPです。

原則として、ネット上に表示するすべてのコンテンツに記載する、

Name（店舗や企業の名前）
Address（住所）
Phone（電話番号）

を一字一句違わない書式で統一することが理想です。

このNAPの情報が完全一致していることで検索エンジンは同一店舗の情報であると認識してくれますし、ユーザーがSNSなどで拡散する際も、このNAPが公式で統一されていればそれを拡散してくれることにつながります。

英語文化のアメリカなどの欧米社会に比べ、日本は「漢字」「ひらがな」「カタカナ」「半角カタカナ」「全角数字」「半角数字」など、人が見れば同一と感じていてもシステムが判断する際に別物と認識してしまう罠が多く存在します。

NAPは日本だからこそ、一層注意を払う必要がある対策と言えるでしょう。NAPを正確に統一し、インターネット上での認知度を向上させることで、お店や企業は検索エンジンでの上位表示や集客に繋がることが期待できます。

サイテーションとは

サイテーションとは、オンライン上で企業や店舗の情報（NAP：名前、住所、電話番号）が言及されることを指します。
このサイテーションは、検索エンジンがビジネスの信頼性や権威を判断する際に重要な要素となります。
NAP情報を統一することで、サイテーションが強化され、以下のような効果が期待できます。

検索エンジンの認識向上 NAP情報が統一されていると、検索エンジンはその情報が同一の企業や店舗に関するものだと認識しやすくなります。その結果、検索エンジンのランキングにポジティブな影響を与え、オンラインでの視認性が向上します。
信頼性の向上顧客は、オンライン上で一貫性のある情報を見つけることができると、その企業や店舗を信頼しやすくなります。信頼性が高まることで、新規顧客の獲得やリピーターの増加が期待できます。
ローカルSEOの強化 NAP情報の統一は、特にローカルSEOにおいて重要です。地域密着型のビジネスであれば、ローカル検索で上位表示されることが大切です。一貫したNAP情報は、ローカル検索結果での順位向上に寄与します。
サードパーティサイトとの整合性オンラインディレクトリ、レビューサイト、ソーシャルメディアなど、さまざまなサードパーティサイトでNAP情報が統一されていると、顧客が情報を照らし合わせやすくなります。また、検索エンジンはこれらのサイトからのサイテーションを評価し、検索順位に反映させます。
オンライン・オフラインのつながり強化 NAP情報が正確で一貫していることは、オンラインでの情報がオフラインの実店舗と一致することを保証します。その結果、顧客は迷わず店舗を訪れることができ、オンラインとオフラインのつながりが強化されます。

NAP情報を統一し、サイテーションを強化するためには、以下のような手順を踏むことが重要です。

NAP情報の確認と整理まずは、自社のウェブサイト、ソーシャルメディア、オンラインディレクトリなど、インターネット上にあるすべてのNAP情報を確認し、整理しましょう。一貫性がない箇所や間違った情報がないかチェックして、修正が必要な場合は速やかに対応してください。
オンラインディレクトリへの登録オンラインディレクトリは、検索エンジンが信頼性や権威を評価する際に重要な役割を果たします。主要なディレクトリに自社のNAP情報を登録し、定期的に情報を更新してください。また、業界特有のディレクトリや地域密着型のディレクトリにも登録を検討しましょう。
ソーシャルメディアとの連携ソーシャルメディアのプロフィールページにもNAP情報を記載し、ウェブサイトとの整合性を保ちましょう。また、ソーシャルメディアを活用して定期的に情報発信を行い、顧客とのコミュニケーションを図ることも大切です。
レビューの活用顧客からのレビューや評価は、検索エンジンにとって重要な情報源です。良い評価や口コミが多いほど、検索エンジンはそのビジネスを信頼性が高いと判断します。レビューを活用し、顧客との関係を築き、検索順位向上につなげましょう。
定期的な監視と更新インターネット上の情報は日々変化します。定期的にNAP情報を監視し、必要に応じて更新を行うことで、情報の正確性と一貫性を維持できます。また、競合他社のNAP情報やサイテーション戦略にも目を光らせ、自社の戦略を見直すことも重要です。

NAP情報を統一し、サイテーションを強化することで、オンラインでのビジネスの信頼性と権威を向上させ、

検索エンジンのランキングにポジティブな影響を与えることができます。これにより、ウェブサイトへのトラフィックが増加し、新規顧客の獲得やリピーターの増加が期待できるようになります。また、オンラインでの評判管理やブランディングにも寄与し、ビジネス全体の競争力を高めることが可能です。

NAP情報の統一とサイテーション強化に取り組むことで、オンラインでの成功を確実にし、より多くの顧客に自社のサービスや商品を届けることができるでしょう。最後に、この取り組みは一度行ったら終わりではなく、継続的に実施し、常に最新の情報を提供することが重要です。デジタルマーケティングは常に進化し続けるため、時代の変化に柔軟に対応して、効果的なNAP管理とサイテーション強化を実践していくことが求められます。

インバウンド時代のNAP

NAPを統一することは、上で述べたように重要ですが、日本社会において対日本人に関しては上記の対応で問題ありません。しかし、日本でのインバウンド（訪日外国人）需要が増える中、外国人向けの表記が必要になってきます。

インバウンドが今後皆さんのお店で重要になるのであれば、

Name（店舗や企業の名前）

にあたる店名や企業の名前の外国語表記は、会社として表記方法を定めてGoogleマイビジネスなどにも登録しておくことをおすすめします。

もちろん、Googleマイビジネスに表記した外国語表記とホームページに掲載する外国語表記を一致させることも重要です。これにより、外国人観光客にも情報が伝わりやすくなり、インバウンド需要に対応できるようになります。

Googleビジネスプロフィールを最適化する方法についてはGoogleビジネスプロフィール（マイビジネス）とは？メリット・デメリットと活用方法をご確認ください。