「エステティックサービス(Esthetics Service)」のカテゴリがGoogleビジネスプロフィールに追加されました

「エステティックサービス(Esthetics Service)」のカテゴリがGoogleビジネスプロフィールに追加されました

「2025年4月30日」に「エステティックサービス(Esthetics Service)」のカテゴリがGoogleビジネスプロフィールに追加されました。

※Googleの公式解説がないため、内容は著者の解釈に基づきます。

「エステティックサービス」カテゴリとは

「エステティックサービス(Esthetics Service)」は、肌や体のお手入れ、見た目を整えることを目的とした施術を提供するビジネス向けのカテゴリです。Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)では、お店が何を提供しているのかをGoogleに伝える手段のひとつとして「カテゴリ」を設定します。このカテゴリが加わったことで、エステの施術を中心に営業しているお店が、自分のお店に近い言葉でビジネスの種類を伝えやすくなりました。

このカテゴリが指す施術としては、フェイシャルエステ(毛穴のお手入れ、保湿パックなど)、ボディエステ(リンパマッサージ、引き締めを目的としたケアなど)、美容目的の脱毛(光脱毛、ワックス脱毛など)、スキンケアの相談やアドバイス、リラクゼーションを兼ねた美容トリートメントなどが考えられます。日本では「エステサロン」「フェイシャルサロン」「脱毛サロン」と呼ばれているお店が、主に当てはまるでしょう。

これまで、こうしたお店は「エステティックサロン」や「ビューティーサロン」など、別の名前のカテゴリで代用されることがありました。新しいカテゴリでは「サロン(お店という場所)」よりも「サービス(施術の中身)」に重心が置かれていると読めるため、店舗を構えず出張で施術をする方や、施術者が一人で営むプライベートサロンにも合わせやすい名前になっています。どのカテゴリを選ぶかは、ご自身のお店がどの言葉で探されたいかで決めるのが基本です。

このカテゴリを設定すべき施設・業種

「エステティックサービス」カテゴリは、美容を目的とした施術がお店の売上や予約の中心になっているビジネスで検討する価値があります。次のような業態が当てはまると考えられます。

一方で、医療機関で行う医療脱毛や、整骨院・接骨院での施術のように、治療や医療行為が目的の中心にある施設は、このカテゴリではなく医療系のカテゴリを選ぶ方が実態に合います。お客様が「治療」を探しているのか「美容のお手入れ」を探しているのかで、選ぶカテゴリが変わると考えてください。また、ネイルやまつげなど特定の施術に専門のカテゴリがある場合は、そちらの方が具体的です。迷ったときは、予約の大半を占める施術は何かを基準にすると判断しやすくなります。

  • フェイシャルサロン:顔の肌のお手入れを専門に行う個人経営のお店
  • プライベートサロン:エステティシャンが一人で施術する予約制のお店
  • 美容脱毛サロン:医療機関ではなく、美容目的の脱毛を中心に行うお店
  • スパ・リラクゼーション施設のエステ部門:館内で美容トリートメントを提供する部門
  • 出張エステ:店舗を持たず、お客様の自宅やホテルへ伺って施術するサービス
  • ボディケア専門店:リンパマッサージなど体のお手入れを中心に行うお店

メインカテゴリに設定すべき?追加カテゴリに設定すべき?

Googleの公式ヘルプでは、メインカテゴリには「ビジネスを最もよく表す、できるだけ具体的なカテゴリ」を選ぶよう案内されています。例として、「サロン」ではなく「ネイルサロン」を選ぶ、という書き方がされています。エステの施術がお店の中心で、予約の大半が美容目的のお客様であれば、「エステティックサービス」をメインカテゴリに設定することを検討してよいでしょう。

反対に、美容室やネイルサロンの一角でエステも提供している場合や、スパ施設の中でエステが主な事業ではない場合は、本業のカテゴリをメインにし、「エステティックサービス」は追加カテゴリにするのが自然です。公式ヘルプでは、追加カテゴリは商品やサービスの数だけ付けるのではなく、提供している部門やサービスを説明する少数に留めるよう案内されています。

フェイシャルと脱毛の両方を同じくらい提供している、といったように判断に迷う場合は、ホームページや予約の受付で最初に打ち出している施術をメインにし、もう一方を追加カテゴリで補う形が考えられます(著者の解釈)。お客様から見て「何のお店か」がひと目で伝わることを優先してください。

なお、同じ建物の中にあっても、別の会社や別のオーナーが独立して運営しているエステ店であれば、自分のお店のプロフィールにカテゴリを足すのではなく、そのエステ店が自分のビジネスプロフィールを持つのが公式の考え方です。

カテゴリ設定がGoogleマップ・Google検索に与える影響

Googleの公式ヘルプには、選んだカテゴリがGoogleでのローカル検索の順位に影響すると明記されています。Googleマップや「地域名+エステ」のような検索で表示されるお店の順番は、主に「関連性(検索した言葉とお店の情報がどれだけ合っているか)」「距離(探している人からどれだけ近いか)」「知名度(どれだけ広く知られているか)」の3つで決まると公式に説明されており、カテゴリは関連性を伝える基本的な情報のひとつです。

公式ヘルプでは、メインカテゴリが「ピザ店」のお店は「レストラン」「イタリア料理店」「ピザ」といった検索でも表示されることがある、という例が紹介されています。ひとつのカテゴリが、いくつもの検索の言葉への入口になるということです。エステの場合も、お店に合ったカテゴリを選んでおくと、お客様がさまざまな言い方で探したときに見つけてもらえる可能性が広がると考えられます。

また公式ヘルプ(英語版)では、カテゴリによってプロフィールで使える機能が変わり、健康・美容のビジネスでは予約ボタンの追加やサービス一覧の更新ができると説明されています。日本でどこまで使えるかは予約サービスとの連携状況によって変わるため、設定後に管理画面で確認してください。ただし、カテゴリを変えただけで順位がどれだけ上がるかは公表されていません(一般論として、クチコミや写真など他の情報もあわせて整えることが大切です)。

Googleビジネスプロフィールでのカテゴリ設定方法

以下の手順で設定できます。

  1. Googleビジネスプロフィール(Googleビジネスプロフィールマネージャー)を開き、対象のビジネスを選びます。
  2. 「プロフィールを編集」を選びます。
  3. 「業種」の横にある編集アイコンを選びます。
  4. メインカテゴリにする場合は「メインカテゴリ」の欄に、追加カテゴリにする場合は「別のカテゴリを追加」を選んでから、カテゴリ名を入力します。
  5. 表示された候補からカテゴリを選び、「保存」を選びます。

カテゴリを追加・変更すると、ビジネスのオーナー確認をもう一度求められることがあります。

まとめ

「エステティックサービス(Esthetics Service)」は、フェイシャルやボディケア、美容脱毛など、美容を目的とした施術を提供するビジネス向けのカテゴリです。エステがお店の中心ならメインカテゴリに、美容室やスパの一部として提供しているなら追加カテゴリに、という考え方で選ぶと迷いにくくなります。

Googleはカテゴリが検索順位に影響すると公式に説明しており、健康・美容のビジネスではカテゴリによって使える機能も変わります。一方で、カテゴリを追加・変更すると、オーナー確認をもう一度求められることがある点には注意が必要です。

いまのGoogleビジネスプロフィールで、お店のカテゴリが実際のサービス内容と合っているかを一度見直してみてください。ほかの業種のカテゴリも、下のカテゴリ一覧から探せます。

この記事を書いた人

友添 成隆

友添 成隆

日本のインターネット黎明期からITコンサルタントとして活動。ドメインレジストラ事業、レンタルサーバ事業、Web開発事業、企業向けグループウェア(ASP)事業、大手不動産企業のWeb開発など、インターネット産業の基盤構築フェーズを20年以上にわたり最前線で経験。

Googleが「Google マイビジネス」を発表(2014年6月)した半年後・2015年1月、そのIT/Web事業の集大成として株式会社おもてなしドットコムを創業し、Google ストリートビュー認定撮影パートナーとして登録。「Googleストリートビューは Googleビジネスプロフィール(旧マイビジネス)に登録するためのツール」という本質を最初から理解し、撮影だけでなくGBP/マイビジネス全体の運用支援を11年間一貫して提供してきた業界最古参のGoogleビジネスプロフィール/MEO/ストリートビュー実務家。

Google本社・日本法人と継続的に対話を重ね、Google Street View Summit に日本から数少ない招待者として全4回連続招待(2016アムステルダム・2017東京・2018シリコンバレー(Mountain View)・2019ロンドン)を受け、うち後の3回(東京・シリコンバレー・ロンドン)に現地参加。Google Places → Googleプレイス → Google マイビジネス → Googleビジネスプロフィール の全名称変遷と仕様変更をリアルタイムで把握しクライアントに伝えてきた稀少なポジション。累計閲覧 4億6千万回+・Web公開事例500件以上・MEO対策サポートツール「おもてハブ」を自社開発・運営。