「保険代理店(insurance-agent)」のカテゴリがGoogleビジネスプロフィールに追加されました

「2025年09月10日」に「保険代理店(insurance-agent)」のカテゴリがGoogleビジネスプロフィールに追加されました。

※Googleの公式解説がないため、内容は著者の解釈に基づきます。

「保険代理店」カテゴリとは

「保険代理店(insurance agent)」とは、生命保険・損害保険・医療保険・火災保険・自動車保険など、さまざまな保険商品を顧客に提案・販売する事業者のカテゴリです。保険代理店は、保険会社と顧客の間に立ち、顧客のニーズに合った保険商品を選定・提案し、契約手続きのサポートを行うことを主な業務としています。

日本における保険代理店は、大きく分けて「生命保険代理店」と「損害保険代理店」の2種類があり、複数の保険会社の商品を取り扱う「乗合代理店(ほけんの窓口・イオン保険などの総合型店舗)」と、特定の保険会社の商品のみを扱う「専属代理店」が存在します。近年では、銀行・郵便局・自動車ディーラー・不動産会社などが保険の窓口を設けるケースも増えており、業態は多様化しています。

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)において、このカテゴリを正しく設定することで、「保険代理店 ○○市」「生命保険 相談 近く」「自動車保険 見直し 窓口」といった地域密着型の検索クエリ(検索キーワードのこと)に対してGoogleマップや検索結果に表示されやすくなります。保険という商品は無形サービスであるため、顧客が「近くで信頼できる窓口を見つけたい」と思って検索する場面が多く、Googleマップでの露出が集客に直結しやすい業種のひとつです。

また、英語スラッグ(URLなどに使われる識別子)は「insurance-agent」であり、Googleのシステム上ではこの識別子でカテゴリが管理されています。日本語では「保険代理店」と表示されますが、内部的には英語の識別子が使われているため、設定画面で「保険代理店」と入力して該当カテゴリが表示されることを確認してください。

このカテゴリを設定すべき施設・業種

「保険代理店(insurance-agent)」カテゴリは、以下のような事業者・施設に特に適しています。

生命保険代理店・総合保険相談窓口
生命保険・医療保険・がん保険などを専門に扱う独立系の代理店や、複数の保険会社の商品を横断的に比較提案する「ほけんの窓口」「保険見直し本舗」のような総合型の保険ショップです。店舗を構えて対面相談を行っている事業者は特に、Googleマップからの集客が見込めるため積極的に設定すべきカテゴリです。

損害保険代理店(自動車保険・火災保険など)
自動車保険・火災保険・傷害保険などの損害保険を取り扱う代理店です。自動車ディーラーや不動産会社が付随業務として保険を扱う場合も、保険相談窓口として独立したGBP(Googleビジネスプロフィール)を設けている場合はこのカテゴリが有効です。

銀行・郵便局の保険窓口(保険販売を行う金融機関の窓口)
銀行や郵便局は本体のカテゴリが別途存在しますが、保険販売に特化した窓口・担当部署をGBPとして独立登録する場合には、このカテゴリの設定が適切です。

フリーランス・個人の保険外交員(営業所・自宅オフィスを拠点とする場合)
個人で保険代理業を行っているFP(ファイナンシャルプランナー)や保険外交員が、自身の拠点をGBPに登録する際にも利用できます。ただし、Googleのポリシー上、サービス提供地域の設定(店舗を持たない場合の訪問対応エリアの登録)を適切に行う必要があります。

メインカテゴリに設定すべき?追加カテゴリに設定すべき?

カテゴリには「メインカテゴリ(主業種)」と「追加カテゴリ(副業種)」の2種類があります。メインカテゴリはビジネスの核となる業種を1つだけ設定するもので、Googleの検索アルゴリズム(検索結果を決める仕組み)に最も強く影響します。追加カテゴリは5つまで設定でき、副次的なサービス内容を補足するために使います。

メインカテゴリとして設定すべきケース:保険代理業が事業の中心であり、店舗・オフィスの主目的が保険相談・保険販売である場合。例えば、「ほけんの窓口」のような独立した保険ショップや、保険専業の代理店はメインカテゴリに設定することを強くおすすめします。

追加カテゴリとして設定すべきケース:不動産会社・自動車ディーラー・税理士事務所・FP事務所など、保険販売が本業ではなく付随サービスとして提供されている場合は、追加カテゴリとしての設定が適切です。例えば、「不動産会社」をメインカテゴリとしつつ、「保険代理店」を追加カテゴリに加えることで、不動産関連の検索にも保険関連の検索にも対応できます。

カテゴリ設定がGoogleマップ・Google検索に与える影響

Googleビジネスプロフィールにおけるカテゴリ設定は、MEO(マップエンジン最適化=Googleマップでの上位表示を狙う施策)において最も重要な要素のひとつです。カテゴリを正しく設定することで、以下のような具体的なメリットが生まれます。

①関連キーワードでの表示機会が増える
「保険代理店 大阪」「生命保険 相談 無料 新宿」「自動車保険 見直し 窓口 近く」といった検索クエリに対して、Googleマップの「ローカルパック(地図と一緒に表示される店舗リスト)」に表示されやすくなります。保険は購買単価が高く、比較検討に時間をかける商品であるため、「まず近くの窓口を探す」という検索行動が多く、地図検索からの集客効果が高い業種です。

②競合との差別化につながる
同じ地域内で保険代理業を営む事業者の中でも、カテゴリ設定が適切でない店舗は検索結果に表示されにくくなります。正しいカテゴリを設定することで、設定が不十分な競合よりも上位に表示されるチャンスが生まれます。

③口コミ・評価との相乗効果が生まれる
カテゴリ設定を正しく行った上で、顧客からのGoogleクチコミ(レビュー)を積み重ねることで、Googleからの信頼スコアが上がり、検索表示順位がさらに向上します。保険という信頼性が重視される業種では、クチコミの質・量がコンバージョン(問い合わせや来店につながること)に直結します。

④ビジネス情報の正確性が担保される
カテゴリが正確に設定されていると、Googleが提供する「関連サービス」や「よく比較されるビジネス」といった関連情報の精度も上がり、ユーザーに正しい情報が届きやすくなります。

Googleビジネスプロフィールでのカテゴリ設定方法

以下の手順で設定できます。

  1. Googleビジネスプロフィールマネージャーにアクセスし、対象のビジネスを選択します。
  2. 「プロフィールを編集」をクリックします。
  3. 「ビジネスカテゴリ」の編集領域を開きます。
  4. メインカテゴリとして設定する場合はメインカテゴリ欄を、追加で設定する場合は「別のカテゴリを追加」から設定します。
  5. カテゴリ名を入力して該当カテゴリを選択し、保存します。

まとめ

「保険代理店(insurance-agent)」カテゴリは、2025年9月10日にGoogleビジネスプロフィールに追加された新しいカテゴリです。保険相談・販売を主業務とする事業者はメインカテゴリとして、不動産・自動車・FP事務所など保険を副次的に扱う事業者は追加カテゴリとして設定することで、地域の見込み客が「保険代理店を探している」際にGoogleマップ・Google検索に表示される可能性が高まります。

カテゴリ設定はGoogleビジネスプロフィールの中でも特に重要な項目のひとつであり、正しく設定されているかどうかが集客数に大きく影響します。「自分の店舗のカテゴリ設定が正しいか不安」「どのカテゴリを選べばいいかわからない」という方は、ぜひ専門家によるGBP設定サポートをご検討ください。Googleビジネスプロフィールの最適化(MEO対策)をご検討の方は、お気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

友添 成隆

友添 成隆

日本のインターネット黎明期から活躍するITコンサルタントです。ドメインレジストラ事業、レンタルサーバ事業、Web開発事業など、多岐にわたるプロジェクトを手掛けてきました。その後、企業向けグループウェアのASP事業や大手不動産企業のWeb開発にも携わり、豊富な経験を積んでいます。2015年からは、株式会社おもてなしドットコムの代表取締役として、ストリートビューや360度ビュー(バーチャルツアー)の提供、MEO対策、中小企業のITコーディネーターなど、多方面で活動を展開しています。これらの取り組みを通じて、日本のIT業界の発展に大きく貢献しています。