タトゥー用品専門店(tattoo supply store)のカテゴリがGoogleビジネスプロフィールに追加されました

「2024年6月5日」に「タトゥー用品専門店(tattoo supply store)」のカテゴリがGoogleビジネスプロフィールに追加されました。

※Googleの公式解説がないため、内容は著者の解釈に基づきます。

「タトゥー用品専門店」カテゴリとは

「タトゥー用品専門店(tattoo supply store)」は、タトゥーを彫るための機材や消耗品を専門に扱うお店向けのカテゴリです。Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)では、お店が何を扱っているのかをGoogleに伝えるために「カテゴリ」を設定します。このカテゴリが加わったことで、タトゥー用品を販売するお店が、一般的な雑貨店や美容用品店とは違う専門店であることを伝えやすくなりました。

このカテゴリで想定される商品としては、インク、針、タトゥーマシン、電源やフットスイッチなどの周辺機器、手袋や消毒用品などの衛生用品、施術後のケア用品などが考えられます。主なお客様は、タトゥーアーティストやスタジオを運営する方など、施術に必要な道具を仕入れる人たちです。

日本では、タトゥーの道具は一般の家電量販店やホームセンターではあまり見かけず、専門の販売店や通信販売で手に入れることが多い商品です(一般論)。そのため、近くで道具を買える場所を探している人にとっては、Googleマップで専門店が見つかるかどうかが大きな手がかりになると考えられます。

大切なのは、このカテゴリが「タトゥーを彫ってもらうお店(タトゥースタジオ)」ではなく、「タトゥーの道具を売るお店」を表していると読める点です。施術を受けたい人が探すお店と、道具を仕入れたい人が探すお店は、同じタトゥーの分野でもお客様がまったく異なります。ご自身のお店がどちらのお客様に見つけてもらいたいのかを考えたうえで、カテゴリを選ぶことが出発点になります。

このカテゴリを設定すべき施設・業種

「タトゥー用品専門店」カテゴリは、タトゥーの機材や消耗品の販売がお店の中心になっているビジネスで検討する価値があります。次のような業態が当てはまると考えられます。

注意したいのは、Googleビジネスプロフィールは実際にお客様が訪れることができる店舗や、お客様のもとへ出向くサービスを登録するためのものだという点です。オンライン販売だけで、お客様を迎える店舗を持たない場合は、プロフィールを作れる条件に当てはまるかを先に確認してください。また、タトゥーに関わる商品の扱いには地域ごとの法令やGoogleのポリシーが関係することもあるため、掲載する内容は実際に扱っている商品に沿って正確に書くことが大切です。

  • タトゥー用品の販売店:インクや針、マシンなどを店頭で販売するお店
  • スタジオ併設のショップ:タトゥースタジオが道具の販売コーナーを設けている場合
  • 機材の卸・問屋:スタジオ向けにまとめて仕入れを受け付ける販売店
  • 衛生用品の専門店:手袋や消毒用品など、施術の衛生管理に使う商品を中心に扱うお店
  • アートサプライの専門店:画材とあわせてタトゥー用の道具も扱うお店
  • ケア用品の販売店:施術後の保湿剤など、アフターケアの商品を中心に扱うお店

メインカテゴリに設定すべき?追加カテゴリに設定すべき?

Googleの公式ヘルプでは、メインカテゴリには「ビジネスを最もよく表す、できるだけ具体的なカテゴリ」を選ぶよう案内されています。お店の売上の大半がタトゥー用品の販売で、お客様の多くが道具を買いに来る方であれば、「タトゥー用品専門店」をメインカテゴリにすることを検討してよいでしょう。

一方、タトゥースタジオが本業で、道具の販売は一部にとどまる場合は、スタジオとしてのカテゴリをメインにし、「タトゥー用品専門店」は追加カテゴリにするのが自然です。公式ヘルプでは、追加カテゴリは商品やサービスの数だけ付けるのではなく、提供している部門やサービスを説明する少数に留めるよう案内されています。販売コーナーがお店の「部門」と言える規模かどうかを目安にしてください。

スタジオと販売店のどちらを前に出すか迷う場合は、お店を訪れるお客様のうち、施術を受けに来る方と道具を買いに来る方のどちらが多いかを目安にすると判断しやすくなります(著者の解釈)。お客様から見て「何のお店か」がひと目で伝わることを優先してください。

また、同じ建物の中にあっても、別の会社や別のオーナーが独立して運営している販売店であれば、スタジオのプロフィールにカテゴリを足すのではなく、その販売店が自分のビジネスプロフィールを持つのが公式の考え方です。

カテゴリ設定がGoogleマップ・Google検索に与える影響

Googleの公式ヘルプには、選んだカテゴリがGoogleでのローカル検索の順位に影響すると明記されています。Googleマップや「地域名+タトゥー用品」のような検索で表示されるお店の順番は、主に「関連性(検索した言葉とお店の情報がどれだけ合っているか)」「距離(探している人からどれだけ近いか)」「知名度(どれだけ広く知られているか)」の3つで決まると公式に説明されており、カテゴリは関連性を伝える基本的な情報のひとつです。

公式ヘルプでは、メインカテゴリが「ピザ店」のお店は「レストラン」「イタリア料理店」「ピザ」といった検索でも表示されることがある、という例が紹介されています。ひとつのカテゴリが、いくつもの検索の言葉への入口になるということです。タトゥー用品のように探す人が限られる分野では、お店の実態に合った専門的なカテゴリを選んでおくことで、道具を探している人に見つけてもらいやすくなると考えられます。

ただし、カテゴリを変えただけで順位がどれだけ上がるかは公表されていません。公式ヘルプは、ビジネス情報をできるだけ詳しく正確に入力することが関連性を高めると案内しています(一般論として、営業時間や写真、取り扱い商品の情報もあわせて整えることが大切です)。カテゴリはその土台にあたる設定と考えてください。

Googleビジネスプロフィールでのカテゴリ設定方法

以下の手順で設定できます。

  1. Googleビジネスプロフィール(Googleビジネスプロフィールマネージャー)を開き、対象のビジネスを選びます。
  2. 「プロフィールを編集」を選びます。
  3. 「業種」の横にある編集アイコンを選びます。
  4. メインカテゴリにする場合は「メインカテゴリ」の欄に、追加カテゴリにする場合は「別のカテゴリを追加」を選んでから、カテゴリ名を入力します。
  5. 表示された候補からカテゴリを選び、「保存」を選びます。

カテゴリを追加・変更すると、ビジネスのオーナー確認をもう一度求められることがあります。

まとめ

「タトゥー用品専門店(tattoo supply store)」は、タトゥーの機材や消耗品を専門に扱うお店向けのカテゴリです。施術を行うタトゥースタジオとは別の業態を表すカテゴリと考えられるため、道具の販売がお店の中心ならメインカテゴリに、スタジオの一部として販売しているなら追加カテゴリに、という考え方で選ぶと迷いにくくなります。

Googleはカテゴリが検索順位に影響すると公式に説明しています。一方で、カテゴリを追加・変更すると、オーナー確認をもう一度求められることがある点には注意が必要です。変更する前に、いまのカテゴリと実際のお店の姿がずれていないかを確かめておくと安心です。

いまのGoogleビジネスプロフィールで、お店のカテゴリが実際に扱っている商品と合っているかを一度見直してみてください。ほかの業種のカテゴリも、下のカテゴリ一覧から探せます。

この記事を書いた人

友添 成隆

友添 成隆

日本のインターネット黎明期からITコンサルタントとして活動。ドメインレジストラ事業、レンタルサーバ事業、Web開発事業、企業向けグループウェア(ASP)事業、大手不動産企業のWeb開発など、インターネット産業の基盤構築フェーズを20年以上にわたり最前線で経験。

Googleが「Google マイビジネス」を発表(2014年6月)した半年後・2015年1月、そのIT/Web事業の集大成として株式会社おもてなしドットコムを創業し、Google ストリートビュー認定撮影パートナーとして登録。「Googleストリートビューは Googleビジネスプロフィール(旧マイビジネス)に登録するためのツール」という本質を最初から理解し、撮影だけでなくGBP/マイビジネス全体の運用支援を11年間一貫して提供してきた業界最古参のGoogleビジネスプロフィール/MEO/ストリートビュー実務家。

Google本社・日本法人と継続的に対話を重ね、Google Street View Summit に日本から数少ない招待者として全4回連続招待(2016アムステルダム・2017東京・2018シリコンバレー(Mountain View)・2019ロンドン)を受け、うち後の3回(東京・シリコンバレー・ロンドン)に現地参加。Google Places → Googleプレイス → Google マイビジネス → Googleビジネスプロフィール の全名称変遷と仕様変更をリアルタイムで把握しクライアントに伝えてきた稀少なポジション。累計閲覧 4億6千万回+・Web公開事例500件以上・MEO対策サポートツール「おもてハブ」を自社開発・運営。