「2025年10月29日」に「診療看護師(nursing_practice)」のカテゴリがGoogleビジネスプロフィールに追加されました。
※Googleの公式解説がないため、内容は著者の解釈に基づきます。
「診療看護師」カテゴリとは
「診療看護師(nursing_practice)」とは、Googleビジネスプロフィール(旧称:Googleマイビジネス)に新たに追加されたカテゴリで、診療看護師(NP/ナース・プラクティショナー)が関与する医療機関やサービス提供施設を登録・分類するためのものです。
診療看護師(NP)とは、看護師として一定の経験を積んだ後に大学院レベルの専門教育を修了し、医師の指示のもとで高度な医療行為を担える専門職のことです。日本では「特定行為研修修了看護師」や「診療看護師」として養成が進んでおり、医師不足が深刻な地域や在宅医療の現場でその役割が急速に高まっています。
英語のスラッグ「nursing_practice」は直訳すると「看護実践」を意味しますが、医療の文脈では「診療看護師によるプラクティス(診療・実践)」を指します。欧米ではNurse Practitioner(NP)が患者の診断・治療計画・処方まで担う独立した医療提供者として広く認知されており、Googleはその業種概念を反映したカテゴリとして世界共通で整備しています。日本においては制度の違いから完全に同一ではありませんが、診療看護師・特定行為看護師が中心的に活動する医療機関・訪問看護ステーション・クリニックが、このカテゴリの主な登録対象となります。
医療・介護業界のデジタル化が進む現在、患者がGoogleマップやGoogle検索で「訪問看護 〇〇市」「診療看護師 クリニック」などと検索するケースは増加しています。このカテゴリを正確に設定することで、該当する検索クエリに対してビジネスが適切に表示される可能性が高まり、新規患者・利用者の獲得につながります。
このカテゴリを設定すべき施設・業種
「診療看護師(nursing_practice)」カテゴリは、以下のような施設・サービスに最適です。それぞれの特徴とともに確認してください。
- 診療看護師(NP)が在籍するクリニック・診療所:内科・外科・皮膚科など幅広い診療科で特定行為研修修了看護師やNPが中心的な役割を果たしているクリニック。患者に「診療看護師が対応します」と明示することで、サービス内容の差別化が図れます。
- 訪問看護ステーション:在宅医療の現場で診療看護師・特定行為看護師が訪問し、創傷処置・気管カニューレ管理・点滴管理などの高度な医療ケアを提供する事業所。医師と連携しながら在宅での高度医療を支える施設として、このカテゴリの設定が有効です。
- 地域包括ケアセンター・在宅療養支援施設:看護師が医療行為に近い判断を担う地域密着型の支援施設。診療看護師の関与を明示することで、利用希望者への信頼性向上につながります。
- 産業看護・産業医療を提供する企業内診療室:企業の産業保健活動の中で、診療看護師が健康管理・トリアージ・医療処置補助を行う診療室。従業員の健康課題に高いレベルで対応できることをアピールできます。
- 高齢者施設・介護老人保健施設内の医務室:施設内に診療看護師が常駐し、医師の往診を補完する形で医療ケアを提供している施設。看取りケア・慢性疾患管理などの高度対応力をGoogleマップ上で表現できます。
- へき地・離島の医療機関:医師不足が顕著な地域で診療看護師が診療の補完的役割を担う医療機関。「近くに医師がいなくても対応できる医療機関」として地域住民への認知向上に役立ちます。
メインカテゴリに設定すべき?追加カテゴリに設定すべき?
Googleビジネスプロフィールでは、「メインカテゴリ(主要業種)」と「追加カテゴリ(副業種)」を別々に設定できます。メインカテゴリはビジネスの第一印象を決める最重要の設定であり、Googleがそのビジネスをどの検索クエリに対して表示するかを大きく左右します。
メインカテゴリに設定すべきケース:診療看護師が主体となって診療・医療ケアを提供しており、そのことが施設の最大の特徴・強みである場合です。たとえば「診療看護師によるオンライン診療に特化したクリニック」や「NPが中心のへき地医療機関」などが該当します。
追加カテゴリに設定すべきケース:施設の主な業態がすでに別のカテゴリ(例:「内科医」「訪問看護師」「家庭医」など)で表現されており、診療看護師はその施設が提供する付加的なサービスの一つである場合は、追加カテゴリとしての設定が適切です。多くのクリニックや訪問看護ステーションでは、メインカテゴリに診療科目や主業種を設定し、「診療看護師(nursing_practice)」を追加カテゴリとして加えることで、検索の網を広げる戦略が有効です。
判断に迷う場合は、「患者や利用者がGoogleで自施設を探すときに最初に入力するであろうキーワード」を想像し、それに最も近いカテゴリをメインに設定するとよいでしょう。
カテゴリ設定がGoogleマップ・Google検索に与える影響
Googleビジネスプロフィールのカテゴリ設定は、ローカルSEO(地域検索最適化)において最も影響力の高い要素のひとつです。ローカルSEOとは、「〇〇市 訪問看護」「近くの診療看護師」などの地域名を含む検索や位置情報を使った検索に対して、Googleマップや検索結果の上位に表示されやすくなるための施策全体を指します。
カテゴリを正確に設定することで期待できる主な効果は以下のとおりです。
- 関連検索への表示機会の増加:「診療看護師」「NP クリニック」「特定行為看護師 訪問」などの検索クエリに対して、ビジネスがGoogleマップの候補として表示されやすくなります。
- Googleマップのカテゴリ絞り込み機能への対応:利用者がGoogleマップ上で業種を絞り込んで検索する際に、正しいカテゴリが設定されていることで表示対象になります。
- 競合との差別化:同じ地域の競合施設が「診療看護師(nursing_practice)」カテゴリをまだ設定していない場合、早期に設定することで関連検索における先行優位を確保できます。新カテゴリほどこの傾向が強く、追加直後の設定が特に有効です。
- ビジネスプロフィールの完成度向上:Googleはカテゴリが適切に設定されているビジネスを「情報が充実している」と評価する傾向があり、検索上位表示のシグナルのひとつになると考えられています。
- 患者・利用者の安心感の醸成:Googleマップ上で「診療看護師」というカテゴリが明示されることで、利用者は「ここは高度な看護ケアに対応している施設だ」と直感的に判断しやすくなり、問い合わせ・予約のハードルが下がります。
カテゴリの設定は無料で行えますが、その効果は継続的に発揮されます。一度正確に設定すれば、追加のコストなしにオンラインでの集患・集客力を高め続けられる、費用対効果の高いマーケティング施策といえます。
Googleビジネスプロフィールでのカテゴリ設定方法
以下の手順で設定できます。
- Googleビジネスプロフィールマネージャーにアクセスし、対象のビジネスを選択します。
- 「プロフィールを編集」をクリックします。
- 「ビジネスカテゴリ」の編集領域を開きます。
- メインカテゴリとして設定する場合はメインカテゴリ欄を、追加で設定する場合は「別のカテゴリを追加」から設定します。
- カテゴリ名を入力して該当カテゴリを選択し、保存します。
なお、カテゴリ名は日本語・英語どちらで入力してもサジェスト(候補表示)に反映されます。「診療看護師」または「nursing practice」と入力して候補を確認してみてください。候補が表示されない場合は、関連する表現(「看護」「ナース」など)でも試してみてください。
設定後はGoogleによる審査・反映に数日かかる場合があります。反映されたかどうかは、シークレットモードのブラウザでGoogleマップを開き、施設名を検索してプロフィール上のカテゴリ表示を確認する方法が最も確実です。
まとめ
今回は、2025年10月29日にGoogleビジネスプロフィールに追加された「診療看護師(nursing_practice)」カテゴリについて解説しました。
このカテゴリは、診療看護師(NP)・特定行為研修修了看護師が在籍・活躍するクリニック、訪問看護ステーション、在宅療養支援施設、高齢者施設などに適しています。メインカテゴリか追加カテゴリかは、施設の主軸サービスに照らして判断し、診療看護師が中心でなければ「追加カテゴリ」として加えるのが基本的な考え方です。
新カテゴリは競合がまだ設定していないケースが多く、早期設定ほどGoogleマップ・Google検索での先行優位を得やすい傾向があります。カテゴリ設定は無料・短時間で完了できる施策でありながら、長期にわたって集患・集客力の底上げに貢献します。
「自分のビジネスにどのカテゴリが最適かわからない」「設定を代行してほしい」という方は、ぜひGoogleビジネスプロフィールマネージャーの活用や、MEO・GBP設定の専門家への相談をご検討ください。正確なカテゴリ設定が、あなたの施設をより多くの患者・利用者に届ける第一歩になります。
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