Google Street View Summit(グーグル ストリートビュー サミット)は、Googleが世界中の撮影パートナーの中から特に実績のある企業・個人のみを招待する、招待制のグローバル会議です。Googleのストリートビュー事業の方針発表・新技術の紹介・世界各国のパートナーとの交流が行われる、ストリートビュー業界の最高峰イベントと位置づけられています。
株式会社おもてなしドットコムは、2017年(東京)・2018年(シリコンバレー)・2019年(ロンドン)の全3回のSummitすべてに招待を受けています。日本国内の撮影会社で、この3回すべてに招待された企業はごくわずかです。
この記事では、Summitの概要・各年の開催地とテーマ・Google認定パートナー制度の沿革を、各回の会場写真や発表内容を交えて整理し、弊社のGoogleストリートビュー撮影における11年以上の実績の裏付けをご紹介します。
Google Street View Summitとは
Google Street View Summitは、Googleが主催する招待制の世界的な撮影パートナー会議です。各国での撮影実績・品質・ストリートビュー事業の普及貢献度などが評価された企業・個人のみが、Googleから直接招待状を受け取って参加できます。
Summitの主な内容
- Googleストリートビュー事業の戦略・方向性の発表
- 新しい撮影技術・機材・ソフトウェアの紹介
- 各国のトップパートナーによる事例共有
- Googleエンジニアによる技術セッション
- 世界各国のパートナーとのネットワーキング
一般公開されるカンファレンスではなくGoogle主催会場での非公開イベントのため、招待された企業のみが参加経験を持ちます。進行言語は基本的に英語で、同時通訳は提供されません。
弊社の全3回招待の実績(概要)
株式会社おもてなしドットコムは、2017年から2019年までに開催されたGoogle Street View Summit全3回に招待を受けました。これは日本のストリートビュー撮影会社として極めて限られた企業のみが達成している実績です。
| 開催年 | 開催地 | 主なテーマ |
|---|---|---|
| 2017年 | 東京(八芳園) | アジア太平洋地域初開催・Trustedプログラム強化 |
| 2018年 | シリコンバレー(米国Google本社) | グローバル展開戦略・新撮影技術ベンダー発表 |
| 2019年 | ロンドン(Google London) | Trusted 3階層体系の発表・360°バーチャルツアーの拡張 |
2017年 東京(八芳園)開催
Google Street View Summit 2017は、2017年5月10日・11日の2日間、東京の八芳園にて開催されました。アジア太平洋地域で初めて開催されたSummitで、世界各国のGoogleストリートビュー認定代理店のうち、撮影数等で特にトップクラスの限られた代理店だけが招待されて参加できるクローズドイベントです。
日本での開催ではあるものの、参加者のほとんどは海外のパートナーで、会場内の進行は全て英語、同時通訳はありません。日本からも限られた代表の数社のみが招待を受け、弊社もその1社として参加しました。




2017年Summitで発表された主な内容
- ホテルのストリートビュー障害事例の共有:ホテルのストリートビューの360°写真をクリックすると、関連性のない別のビジネスプロフィールに遷移してしまう障害が発生していた事例の中で、弊社が公開したホテルのケースもその代表事例として取り上げられました
- マルチレベル/ホテルモードの代替機能予告:2017年4月以降、従来のマルチレベル(複数階を分けて公開する機能)とホテルモードの新規公開ができなくなっていた状況を踏まえ、名称未定ながら「複数階」「マルチアイランド」として公開可能になる後継機能が近日リリース予定であると発表。撮影事業者にとって待望の機能でした
- 路上ストリートビュー撮影への民間パートナー参入:従来Googleの撮影車両のみで行っていた路上ストリートビュー撮影を、今後段階的に民間の撮影事業者が参入・対応できる方向で進むことが予告されました。日本での対応可能時期等は未定でしたが、撮影用車両の屋根に取り付けるカメラ機材を開発している会社数社が事例として紹介されました

2018年 シリコンバレー(米国Google本社)開催
Google Street View Summit 2018は、2018年5月30日・31日の2日間、米国カリフォルニア州のGoogle本社で開催されました。世界中から選ばれた少数のトップパートナーのみが招待されるクローズドな会議で、弊社は昨年に続いて2年連続の招待を受けて参加しました。

開催会場
- 1日目:米国シリコンバレー・Mountain ViewのGoogle’s Moffett Place Campus, Building 1
- 2日目:サンフランシスコ市内のGoogle’s San Francisco Spear Street Office








1日目:基調講演・ハードベンダースピーチ
基調講演
- Ray Kurzweil(Googleエンジニアリングディレクター)
- Andrew Lookingbill(Google Maps ソフトウェアエンジニア)
ハードベンダー発表
Googleストリートビュー対応機材を提供する代表的な3社がそれぞれプレゼンテーションを行いました。
NCTech
Insta360
Ricoh
ゲストスピーカー発表(午後セッション)
午後は、Googleがパートナーの中から選んだゲストスピーカーによる事例発表が続きました。以下は公式記録から公開された動画の一部です。






2018年Summit関連資料リンク
- Google Business Tools(配布資料)
- ストリートビューで360°ビデオを撮影するためのヒント
- Google Street View Summit 2018 公式サイト(takeaways)
2019年 ロンドン開催
Google Street View Summit 2019は、イギリス・ロンドンのGoogle Londonオフィスで開催されました。弊社は3年連続で招待を受け、欧州で開催される初の回に参加しました。この回で発表された最大のトピックは、後述するTrusted 3階層体系の導入です。






Google認定パートナー制度の沿革
Googleストリートビューの撮影には、かつて「認定代理店制度」と呼ばれる仕組みがあり、弊社はその時代から撮影パートナーとして活動しています。その後、制度の名称や階層構造は時代とともに変遷してきました。
Trusted Photographer / Trusted Agency
Googleは撮影パートナーの技術水準と実績を示すため、「Trusted(認定)」という公式ラベルを設けました。これは撮影者個人を対象としたTrusted Photographerと、撮影会社を対象としたTrusted Agencyの2種類が存在していました。弊社はこの両方の認定を取得・維持してきました。
2019年 Trusted 3階層体系の導入
2019年のロンドンSummitで発表された「Trusted 3階層体系」では、撮影できる案件のスケールによってパートナーが次の3つに分類されるようになりました。
- Street View Trusted:一般的な歩行や車両によるストリートビューのキャプチャ(路上および基本的な屋内版ストリートビュー撮影)
- Large Tours Trusted:ショッピングモールや空港など大規模施設のバーチャルツアー撮影
- Virtual Tours Trusted:店舗など小規模なバーチャルツアー撮影
この階層化により、案件規模に応じた最適なパートナーがユーザーに示される仕組みとなりました。
2020年以降の状況
2020年以降、世界的な新型コロナウイルスの影響でGoogle Street View Summitは開催が中断されました。また、Googleは2022年以降、Trusted認定バッジ表示などパートナー制度の一部を段階的に縮小・変更しています。ただし、それまでの招待実績と認定履歴そのものが消えるわけではなく、長年の撮影品質と実績は継続して顧客への信頼の根拠として活きています。
弊社は制度変更後も、従来通りの撮影品質基準(一眼レフ+魚眼レンズによるステッチ撮影方式・Google認定基準に則った撮影ポイント設計)を維持し、全国の提携フォトグラファーへの認定講習を通じて統一品質での全国展開を続けています。
弊社の現在の実績
2026年現在、株式会社おもてなしドットコムのGoogleストリートビュー撮影に関する実績は次の通りです。
- Google認定代理店制度時代から11年+の継続実績
- Google Street View Summit 全3回招待(2017東京・2018シリコンバレー・2019ロンドン)
- 全国47都道府県で550件超の撮影実績
- 累計閲覧数4億6千万回+(公開ストリートビューの総表示回数)
- 撮影後の自社目標7営業日以内の公開
- ハイブリッド撮影体制(自社専属スタッフ+弊社認定講習を修了した全国の提携フォトグラファー)
ストリートビュー撮影は「誰が撮っても同じ」ではありません。Google公認の撮影ポリシーを正しく理解し、長年の実績で蓄積したノウハウをもつ撮影会社を選ぶことで、公開後の集客効果も大きく変わります。
まとめ
- Google Street View Summitは招待制の世界的撮影パートナー会議
- 弊社は2017東京(八芳園)・2018シリコンバレー(Google本社)・2019ロンドン(Google London)の全3回招待という日本でも限られた企業のみの実績を持つ
- Google認定代理店制度時代から11年以上・全国550件超・累計閲覧4億6千万回+という継続実績
- 2020年以降Summitは中断・Trusted制度は縮小中だが、それまでの認定履歴と実績は変わらず継続
- 現在も一眼レフ+魚眼レンズのステッチ撮影方式を維持し、全国統一品質でご提供
Summit・認定パートナー制度に関するよくあるご質問
Googleからの直接招待制のイベントで、各国の撮影実績・品質・ストリートビュー事業への普及貢献度などを総合的に評価して招待者が選定されていました。一般応募は受け付けておらず、Googleの内部基準による選定でした。
2019年のロンドン開催を最後に、新型コロナウイルスの影響で開催が中断されています。2026年現在、再開の公式発表はありません。
2022年以降、GoogleはTrusted認定バッジの表示など一部制度を縮小しています。ただし、制度時代に取得した認定履歴とそれに基づく撮影実績・ノウハウはそのまま継続しており、弊社の撮影品質は従来と変わりません。
Summitに招待される基準には、撮影の累計実績数・技術水準・地域普及への貢献が含まれていました。継続して招待を受けた企業は、Googleの撮影ポリシー変更にいち早く対応し、業界の新技術にも触れる機会を持っていたということを意味します。実務的には「長年安定した撮影品質と運用体制を維持している」ことの裏付けとしてご覧ください。
次に読むべき記事
- Summit概要:Google Street View Summit(Summit制度そのものの解説)
- カテゴリ目次:カテゴリ:ストリートビュー
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