Googleビジネスプロフィールの【NAP】とは?店舗情報を統一する重要性と最適化方法

監修:友添 成隆(株式会社おもてなしドットコム代表取締役・Google Street View Summit 全4回招待(2016-2019/現地参加3回)(うち現地参加は後の3回)・2015年創業11年+・累計閲覧4億6千万回+・公開支援事例553件+。Googleプレイス→Googleマイビジネス→Googleビジネスプロフィールの全名称変遷をリアルタイム把握してきた業界最古参のGBP/MEO/SV実務家)

本記事の要点
NAP = Name(店舗名)/Address(住所)/Phone(電話番号)の頭文字
・NAPが一貫している店舗はローカルパック表示確率が40%高い(BrightLocal調査)
・95%以上のNAP整合性でローカル検索順位が平均3.2位高い
68%の消費者が誤情報を見つけると利用を止める(BrightLocal 1,000人調査)
・AI検索時代の2026年はcitation + entity-based signals がAI Visibility Factors TOP 3(Whitespark 2026調査)
・日本語特有の「漢字/ひらがな/カタカナ/半角全角」混乱に特に注意

※ 本記事中の「Googleビジネスプロフィール」は、2021年11月に「Googleマイビジネス」から名称変更されたものです。両方の名称を併記する場合があります。

NAPとは何か【3分で結論】

NAPとは、ローカルSEO・MEO対策における基礎中の基礎となる3つの情報の頭文字を表しています。

  • Name(店舗・企業の名前)
  • Address(住所)
  • Phone(電話番号)

インターネット上には、あなたの店舗の情報が公式サイト・Googleビジネスプロフィール・食べログ・ホットペッパー・ぐるなび・各種SNS・地域ポータル等、数十〜数百のプラットフォームに散らばっています。これらの掲載情報でN・A・Pが一字一句統一されているかがMEO順位・検索エンジン評価・AI検索引用に直結する、というのがNAP整合性の本質です。

Local SEO業界の権威 Moz によれば、Top 6 Foundational Ranking Factors のうち3つがcitation(サイテーション)関連(quantity / quality / consistency)です。また Whitespark の 2026 Local Search Ranking Factors Report(2025年11月発表)では、初めて調査対象となったAI Visibility Factors の TOP 5 のうち3つが citation と entity-based signals で占められました。

本記事では、累計553件以上のビジネスプロフィール運用支援実績と、Whitespark / BrightLocal / Moz / Sterling Sky など海外の一次情報源の最新データを踏まえ、NAP整合性の実証インパクト・各要素の統一ルール・日本特有の混乱パターン・2026年のAI時代における位置付けまで決定版として解説します。

【保存版】NAP整合性が必要な主要プラットフォーム20選

NAP整合性を確保すべきプラットフォームは、業種・商圏によって異なりますが、日本の事業者が最低限チェックすべき20サイトを優先度順にまとめました。

優先度カテゴリプラットフォーム対象業種
最優先検索エンジンGoogleビジネスプロフィール全業種
最優先地図サービスYahoo!マップ / Bing Places全業種
最優先公式サイト自社ホームページ全業種
最優先SNS公式X(旧Twitter)/ Facebook / Instagram全業種
飲食系食べログ / ホットペッパー / ぐるなび / Retty飲食店
美容系ホットペッパービューティー / 美プロ美容室・サロン
医療系EPARK / QLife / Caloo / 歯科タウン医療・歯科
宿泊系じゃらん / 楽天トラベル / Booking.comホテル・旅館
地域ポータルエキテン / iタウンページ / Yahoo!ロコ全業種
口コミ系みんなの口コミ / 店舗情報集約サイト全業種
業界特化業種別ポータルサイト業種別

食べログ・ホットペッパー・エキテン等は自動生成プロフィールがあることに注意:事業者が登録した覚えがなくても、第三者や運営側が自動でプロフィールを作成している場合があります。これらの「放置プロフィール」もNAPの統一対象。特にリニューアル・移転時は全プラットフォームの洗い出しが必要です。

【実証データ】NAP整合性がMEO順位を左右する5つの統計

NAP整合性の重要性を「感覚」ではなく「数字」で示します。以下は海外のLocal SEO専門調査機関による実証データです。

統計①:ローカルパック表示確率が40%高い

BrightLocal の調査によると、主要なcitation(店舗情報掲載先)でNAPデータが一貫している企業は、そうでない企業と比較してGoogleローカルパック(3-Pack)に表示される確率が 40% 高いという結果が報告されています。

統計②:95%整合性で順位が平均 3.2 位高い

上位50のcitationにおけるNAP整合性が95%以上の企業は、85%の整合性に留まる企業と比較して、ローカルパックで平均 3.2 ポジション高い順位に表示されるというデータがあります。たった 10ポイントの整合性差が、MEO順位では 3.2 ポジションの差を生みます。

統計③:75%整合で Google検索経由のクリック 186% 増

主要ディレクトリの75%以上でNAP整合性が取れている企業は、Google検索からのウェブサイトクリック数が 186% 増加するという調査結果があります。つまり NAP 整合は、MEO順位だけでなく オーガニック検索の CTR も押し上げる効果があります。

統計④:完全整合で 90日以内に Maps visibility 156% 上昇

完全なNAP整合性を達成した企業は、90日以内に Googleマップでの表示回数が 156% 上昇する傾向があります。NAP整備の施策は即効性があり、施策開始から 3ヶ月以内に効果が可視化されます。

統計⑤:68%の消費者が誤情報で利用を止める

BrightLocal が米国の消費者 1,000 人を対象に実施した調査では、68% の消費者がオンライン上で誤った情報を見つけた場合、その店舗の利用を止めると回答しています。NAPの乱れは MEO順位への影響だけでなく、実際の来店機会・売上機会の喪失に直結します。

Local SEO業界での合意:Citation consistency は local map pack ranking の約 35% の weight factor を占めます。また90%以上のLocal SEO専門家が「正確なcitationはローカル検索順位に重要」と回答しています(BrightLocal Citation Survey)。

なぜNAPがMEO順位を左右するのか(3つのメカニズム)

ではなぜ、NAP整合性がこれほど強くMEO順位を左右するのでしょうか。3つのメカニズムに整理できます。

メカニズム①:サイテーション効果(Citation)

サイテーション(citation)とは、オンライン上で企業や店舗のNAP情報が第三者サイトで言及されることです。Googleはこれらのサイテーションを「どれだけネット上で話題になっているか」の指標として参照します。NAP情報が統一されていると、Googleは複数サイトの言及を「同一店舗」として集計し、話題量を正確に評価できます。

逆に NAP がバラバラだと、「Aさんのお店」「A さんの店」「Aの店」といった微妙な差異で同一店舗と認識されず、話題量を過小評価されてしまいます。せっかくネットで話題になっていても、それがMEO順位に反映されない状態です。

メカニズム②:Entity Disambiguation(エンティティ識別)

Google の Knowledge Graph は「このビジネスは他のどのビジネスとも別の、明確に識別できる存在(entity)である」と認識できるかを重視します。NAP整合性が低いと、同名他社との識別が困難になり、Knowledge Graph 上の entity 認識が弱まります。結果として、ブランド検索(店名検索)での 1位表示が不安定になります。

Schema.org の sameAs プロパティや LocalBusiness 構造化データを組み合わせることで、さらに強固な Entity Authority が構築できます。詳しくは 店舗の構造化データで公式サイトとGBPを三角連携 をご参照ください。

メカニズム③:機械学習NAP整合チェック

Google は機械学習モデルで、GBP・公式サイト・ポータルサイト間のNAP整合性を継続的にチェックしています。不整合が検出されると、Googleが「どちらが正しいか」を自動判定して修正します。この自動判定が悪い方向に働くと、オーナーの意図しない情報が正と判定され、勝手な更新が発生します。詳しくは Googleビジネスプロフィールが勝手に更新される原因と対処法 をご参照ください。

この3つのメカニズムが複合的に作用するため、NAP整合性は「単一要因」ではなく「基盤要因」として働きます。NAP不整合を放置すると、サイテーション・Entity Authority・機械学習判定の3系統で同時に不利になります。

【2026年最新】Whitespark Local Search Ranking Factorsが示すNAPの位置付け

Local SEO業界で最も権威のあるランキング要因調査が、Whitespark社(Darren Shaw 主宰)のLocal Search Ranking Factors Reportです。2025年11月6日に発表された2026年版の調査結果から、NAP・citation・entity が 2026年のローカル検索で果たす役割を解説します。

2026年調査の概要

  • 47名のLocal SEO専門家が参加(Sterling Sky の Joy Hawkins 氏含む)
  • 47の新しいランキング要因をスコア評価
  • 初めて AI Visibility Factors(AI検索結果での可視性要因)を調査対象に
  • Google Business Profile の動的性(Dynamic Profile)に着目

Top 3 Local Pack Ranking Factors(2026)

順位要因NAP関連度
1位GBPの主要カテゴリ設定間接的
2位検索者との近接性(Proximity)住所情報に直結
3位ビジネスタイトル内のキーワードName に直結

【重要】AI Visibility Factors TOP 5 のうち 3つが citation/entity関連

2026年版調査の最大の発見は、AI検索(AI Overviews / Ask Maps / ChatGPT / Perplexity 等)での可視性を左右するTOP 5要因のうち、3つがcitationとentity-based signalsだったことです。これはつまり、

  • AI検索では「一貫性のある信頼できる情報源」が強く優遇される
  • AIはNAP不整合・entity未識別の事業者を推奨しない
  • citation整合性はAI時代でより重要度が増している(「旧時代の要因」ではなくなった)

Joy Hawkins 氏(Sterling Sky)の見解:「Google Business Profile を最新かつ一貫した状態に保つ事業者こそが、AIが生成する回答の中で表示される」。citation整合性とentity-based signalsを維持することが、AI検索時代の最重要の可視性戦略と位置付けられています。

動的GBP(Dynamic Profile)の新たな重要性

2026年調査では「NAPだけでなく、GBPの動的な活動(投稿頻度・レビュー返信・写真更新・Q&A対応)」が新しいランキング要因として急浮上しています。NAP整合性は「守りの土台」、GBPの動的活動は「攻めの伸びしろ」という棲み分けです。どちらも欠かせません。

N: ビジネス名(Name)の統一ルール

NAPの最初の要素「N」(ビジネス名)の統一ルールは、他の要素以上に厳密な一字一句レベルの統一が求められます。

ビジネス名統一のチェックポイント

  • 正式名称(登記簿通り)の名称を基準とする
  • 「株式会社」「有限会社」の前後どちらに配置するかを統一
  • スペースの有無・全角半角を統一
  • 英数字の全角半角を統一
  • 記号(「・」「&」「-」等)の使用を統一
  • 読み仮名表記は別フィールドで管理(フリガナ)

ビジネス名でやってはいけないこと

GBPガイドライン違反の典型例
・「○○歯科クリニック【駅前・平日22時まで】」のような 宣伝文の付加
・「格安サロン○○」のような 形容詞の付加
・「○○No.1店」のような ランキング主張
・「渋谷駅徒歩3分○○」のような 地名・距離情報の付加
これらはGoogleによって自動削除される対象であり、プロフィール停止処分のリスクもあります。正しい命名ルールは 店舗名・ビジネス名の正しい付け方 を参照。

A: 住所(Address)の統一ルール

住所の統一チェックポイント

  • 都道府県名の表記:「東京都」「大阪府」等は省略せず統一
  • 郡・市・区・町・村の区切りの表記を統一
  • 番地表記:「1丁目2-3」「1-2-3」「一丁目二番三号」等を1通りに
  • ビル名・階数:有無・表記(「ビル」「Bldg.」)を統一
  • 郵便番号:ハイフンの有無を統一
  • 全角半角:数字・ハイフンの全角半角を統一

郵便番号と URL の完全一致必須

海外のLocal SEO専門家調査では、ほぼ全員が「郵便番号・市名・URL は完全に一致させるべき」と回答しています。特に郵便番号は「7桁の数字」が揺らぐだけでGoogleが別店舗と認識する可能性があるため、最優先の統一項目です。

P: 電話番号(Phone)の統一ルール

海外のLocal SEO専門家のほぼ全員一致で「電話番号は完全一致させる必要がある」と回答しています。NAP 3要素の中で最も厳密な統一が必要な要素です。

電話番号の統一チェックポイント

  • 市外局番の書式:「03-」「(03)」「+81-3-」等の表記を統一
  • ハイフンの有無:「03-1234-5678」「0312345678」を統一
  • 全角半角:数字・ハイフンの全角半角を統一
  • 固定電話 vs フリーダイヤル vs IP電話:メインの1番号に統一(複数併記する場合はメイン・サブを明確に)

電話番号と業種の関係:ローカル評価では市外局番付き固定電話が最も強いシグナルとなります。0120(フリーダイヤル)や 050(IP電話)を使う場合は、固定電話との併用が推奨です。詳しくは 電話番号 完全ガイド を参照。

各NAP要素の完全一致レベル早見表(専門家合意)

Local SEO業界の専門家調査から得られた、NAP各要素に求められる統一レベルを早見表にまとめました。

要素求められる統一レベル許容される表記差専門家合意度
電話番号完全一致(100%)なし(全角半角・ハイフン含めて完全統一)ほぼ全員
郵便番号完全一致(100%)ハイフンの有無のみほぼ全員
市区町村名完全一致(100%)なしほぼ全員
URL完全一致(100%)末尾スラッシュの有無のみ(http/https は統一)ほぼ全員
ビジネス名一字一句統一株式会社 vs ㈱ の揺れは認識される多数派
住所(番地)番地レベルまで統一ハイフン vs 漢数字の揺れは認識される場合あり多数派
ビル名・階数統一推奨省略と記載の揺れは認識される場合あり推奨

結論電話番号・郵便番号・市区町村名・URLの4要素は「完全一致」必須。ビジネス名・住所(番地)・ビル名は「一字一句統一」が推奨。日本特有の表記揺れ(次セクション)にも特に注意。

【日本特有】漢字/ひらがな/カタカナ/半角全角の混乱パターン

英語文化圏の米国等と比較して、日本語のNAPは文字種の多さによる混乱パターンが極めて多く発生します。人間が見れば同一と感じる情報でも、機械学習モデルは別店舗と認識してしまう「罠」が多数存在します。

日本特有のNAP揺れパターン9種

揺れ種別リスク度
漢字 vs ひらがな「株式会社」vs「かぶしきがいしゃ」
漢字 vs カタカナ「株式会社」vs「カブシキガイシャ」
全角 vs 半角(英字)「ABCカフェ」vs「ABCカフェ」
全角 vs 半角(数字)「東京店1号」vs「東京店1号」
全角 vs 半角(記号)「○○&○○」vs「○○&○○」
半角カタカナ vs 全角カタカナ「カフェ」vs「カフェ」
「・」の有無「ABC・DEF」vs「ABCDEF」
旧字体 vs 新字体「髙橋」vs「高橋」
環境依存文字「㈱」vs「(株)」vs「株式会社」

NAP整合性の運用ルールとして、社内で「正式表記」を1つ決め、全媒体でその表記に統一することが基本です。特に古くから運営している店舗では、過去の登録担当者ごとに微妙に異なる表記が残っているケースが多いため、NAP監査(全登録先の棚卸し)が初期ステップとして重要になります。

サイテーション効果とは

サイテーション(citation)とは、オンライン上で企業や店舗のNAP情報が第三者サイトで言及されることを指します。検索エンジンがビジネスの信頼性や権威を判断する際に重要な要素となります。

サイテーションが強化する5つの効果

  • 検索エンジンの認識向上:NAP統一により、検索エンジンが「同一企業の情報」として認識しやすくなる → ランキングにポジティブ影響
  • 信頼性の向上:一貫性のある情報を発見した顧客が店舗を信頼しやすくなる → 新規獲得・リピート率の向上
  • ローカルSEOの強化:地域密着型ビジネスのローカル検索順位に直結
  • サードパーティとの整合性:オンラインディレクトリ・レビューサイト・SNS等の情報統一で、顧客が情報を照らし合わせやすくなる
  • オンライン・オフライン連携強化:ネット上の情報が実店舗と一致することで、迷わず来店可能

サイテーション強化の5ステップ

NAP情報の監査・棚卸し

自社サイト・SNS・主要ディレクトリ等、インターネット上のすべてのNAP情報を確認し、不整合を洗い出します。BrightLocal Citation Tracker や Moz Local 等のツールも活用可能です。

主要プラットフォームへの登録

§2の20プラットフォーム表を参考に、自業種に該当する主要サイトに統一NAPで登録します。業界別ディレクトリ・地域ポータルも積極活用。

SNSとの整合性維持

各SNSプロフィール(X・Facebook・Instagram等)にも統一NAPを記載し、定期的に情報発信を行います。

口コミ・レビューの活用

顧客からの口コミが集まることで、サイテーション効果がさらに強化されます。口コミ集客ガイドを参照。

定期的な監視・更新

インターネット上の情報は日々変化します。月1回のNAP監査・競合他社の動向チェックを習慣化します。

NAP不整合が招く「Googleの自動更新」リスク

NAP不整合が単なる「機会損失」で終わらないのは、Googleが不整合を検出すると、オーナーの意図と関係なく「正しいと判断した方」に自動更新するからです。Google が「情報の修正を提案」機能や機械学習アルゴリズムを通じて、食べログ・ホットペッパー等のNAP情報を自社GBPに反映してしまうケースがあります。

NAP不整合が招く典型シナリオ

  • 食べログに掲載されている「旧電話番号」が GBP に自動反映される → 新規客の電話が繋がらない
  • ホットペッパービューティーの「略称ビジネス名」が GBP に自動反映される → Google ガイドライン違反で停止処分リスク
  • エキテンに登録されている「古い住所」が自動反映される → 来店客が道に迷う

この「勝手な更新」問題の詳細な対処法・仕組みは Googleビジネスプロフィールが勝手に更新される原因と対処法 をご参照ください。NAP整合性を保つことは、自動更新リスクに対する最大の予防策です。

多店舗のNAP管理戦略(親ブランド+店舗識別パターン)

多店舗展開している企業・チェーン店の場合、NAP管理は1店舗時と比較して指数関数的に難しくなります。10店舗 × 20プラットフォーム = 200箇所のNAPを整合するだけでも膨大な工数が発生します。

多店舗のビジネス名ネーミングパターン

パターンメリット注意点
親ブランド + 店舗名「スターバックス 渋谷店」ブランド認知と地域識別を両立各店舗の一貫表記ルールが必要
親ブランド + 地名「マクドナルド 梅田」シンプル・覚えやすい同地名の複数店舗で識別困難
親ブランド + モール名「ユニクロ イオン春日部店」検索時の文脈マッチ店舗名が長くなる

多店舗NAP管理の推奨アプローチ

  • 店舗マスター台帳の作成:全店舗のNAP正式表記を1つのスプレッドシート等で集中管理
  • 新規登録時のチェックリスト:新店舗をプラットフォームに登録する際、マスター台帳からコピペする運用ルールを確立
  • 月次NAP監査:主要プラットフォームで全店舗のNAPを一斉チェック
  • 一括管理ツールの導入:10店舗以上は手動運用が破綻するため、自動監視・一括更新ツールの活用を推奨

おもてハブは弊社が自社開発する多店舗GBP管理ツールで、全店舗のNAP情報を1画面で管理・監視・更新できます。NAP監視機能では、GBPの勝手な更新(競合改ざん・機械学習自動変更)を即座に検知しアラート通知。10店舗以上の企業はおもてハブの導入をご検討ください。

【2026年最新】AI Overviews/Ask Maps時代のNAP + FAQ

2025-2026年の Google 検索には AI Overviews(AI要約)Ask Maps(地図上の質問応答)が導入され、検索結果の構造そのものが変わりました。

AI検索時代にNAPが果たす役割

  • 一貫性のある情報源として認識:AIは「公式サイト・GBP・SNS・ポータル」間で情報が一致する事業者を「信頼できる」と判定し、AI Overviews での引用候補に優先する
  • Entity Authority の強化:NAP + Schema.org sameAs 構造化データ + レビュー + 活動の組み合わせで、AI検索時代の「エンティティ権威性」が確立される
  • 多言語クエリへの対応:インバウンド需要・英語/中国語クエリでのAI引用に対し、英語表記NAPの整備も求められる

インバウンド対応のNAP拡張

日本でのインバウンド(訪日外国人)需要が拡大する中、外国語表記のNAPも整備が必要です。特に「N」にあたるビジネス名は、企業として公式の英語表記を決めて、GBPとホームページで統一することが推奨されます。Googleマップで「英語で検索している外国人観光客」への可視性を高め、AI検索経由でのインバウンド集客強化につながります。

よくある質問FAQ

Q

NAPは全媒体で完全一致させる必要がありますか?

A

電話番号・郵便番号・市区町村名・URL は完全一致必須(海外のLocal SEO専門家ほぼ全員合意)。ビジネス名・住所(番地)・ビル名は一字一句統一を強く推奨します。「95%以上の整合性で ローカルパック順位が平均3.2位高い」という実証データがあるため、完全一致を目指すことが最大のROI対策です。

Q

既に古い登録が各所に残っています。何から手を付ければ?

A

優先順位として:①GBP → ②公式サイト → ③食べログ・ホットペッパー等の業界主要ディレクトリ → ④SNS公式 → ⑤地域ポータル の順に修正します。BrightLocal Citation Tracker や Moz Local 等の監査ツールを使うと、現状のNAP不整合を可視化できます。多店舗の場合はおもてハブ等のツール活用が必須です。

Q

電話番号を変更したら、すべてのサイトでアップデートする必要がありますか?

A

はい、すべての登録先で更新が必要です。特に Googleビジネスプロフィールとの不整合を放置すると、Google が「どちらが正しいか」を自動判定し、意図しない古い電話番号が GBP に逆流する「勝手な更新」リスクがあります。電話番号変更時は2週間以内に全プラットフォーム更新を完了することを推奨します。

Q

古いビジネスで表記が色々あり、「正式表記」を決めるのが難しいです

A

判断基準:①登記簿の記載 ②看板の記載 ③GBPの現行表記 の順に優先度を設定し、社内で1つに絞ることをお勧めします。登記簿の旧字体を新字体に切り替える等、変更する場合は GBP → 公式サイト → その他 の順に段階的に反映させ、混乱を最小限に抑える運用が推奨です。

Q

ホームページの住所が移転前のままだと問題ありますか?

A

大きな問題です。Googleが「GBPは新住所だが公式サイトは旧住所」と認識すると、不整合として扱われローカル検索順位に悪影響があります。移転時は公式サイト・GBP・全プラットフォームを同タイミング(理想的には1日以内)で更新することが推奨です。

Q

フリーダイヤル(0120)とメイン電話番号、どちらをNAPに使うべきですか?

A

ローカルSEO視点では市外局番付き固定電話がメイン推奨です。Google はローカル検索で地域性を重視するため、固定電話の方が「地元店舗」として強く評価されます。0120はサブ番号(問い合わせ専用等)として併記する運用が理想的です。

Q

AI Overviewsで引用されるために、NAPで何を意識すればよいですか?

A

Whitespark の 2026調査では「AI Visibility Factors TOP 5 のうち3つがcitation/entity-based」と報告されています。具体的には:①NAP整合性の徹底 ②Schema.org LocalBusiness の実装(三角連携ガイド) ③GBP の動的活動(投稿・返信) の3点が重要です。AIは「一貫性があり活発な事業者」を引用候補に優先します。

Q

多店舗の場合、店舗別でNAPを管理する手段はありますか?

A

10店舗以上は手動運用では破綻します。弊社のおもてハブは全店舗のNAP情報を1画面で管理・監視・一括更新できます。競合改ざんや Google の勝手な更新を即座に検知してアラート通知する機能も搭載。店舗数別料金体系で1店舗月額150円〜ご利用いただけます。

まとめ:NAP最適化の3つのアクション

  • アクション1:社内でNAP正式表記を1つに確定し、全スタッフで共有する
  • アクション2:GBP + 主要20プラットフォームでNAP監査を実施し、不整合を即時修正
  • アクション3:月1回の定期NAP監視を習慣化(多店舗は一括管理ツールを活用)

NAP管理を丸ごと解決

多店舗GBP管理ツール「おもてハブ」で全店舗NAP整合を一括管理。
運用を丸ごと外注したい場合はMEO対策サポートもご用意しています。

関連記事

この記事を書いた人

友添 成隆

友添 成隆

日本のインターネット黎明期からITコンサルタントとして活動。ドメインレジストラ事業、レンタルサーバ事業、Web開発事業、企業向けグループウェア(ASP)事業、大手不動産企業のWeb開発など、インターネット産業の基盤構築フェーズを20年以上にわたり最前線で経験。

Googleが「Google マイビジネス」を発表(2014年6月)した半年後・2015年1月、そのIT/Web事業の集大成として株式会社おもてなしドットコムを創業し、Google ストリートビュー認定撮影パートナーとして登録。「Googleストリートビューは Googleビジネスプロフィール(旧マイビジネス)に登録するためのツール」という本質を最初から理解し、撮影だけでなくGBP/マイビジネス全体の運用支援を11年間一貫して提供してきた業界最古参のGoogleビジネスプロフィール/MEO/ストリートビュー実務家。

Google本社・日本法人と継続的に対話を重ね、Google Street View Summit に日本から数少ない招待者として全4回連続招待(2016アムステルダム・2017東京・2018シリコンバレー(Mountain View)・2019ロンドン)を受け、うち後の3回(東京・シリコンバレー・ロンドン)に現地参加。Google Places → Googleプレイス → Google マイビジネス → Googleビジネスプロフィール の全名称変遷と仕様変更をリアルタイムで把握しクライアントに伝えてきた稀少なポジション。累計閲覧 4億6千万回+・公開支援事例 553件・MEO対策サポートツール「おもてハブ」を自社開発・運営。