バーチャルオープンキャンパスをGoogleストリートビューで実現する方法【2026年版】|大学・高校・専門学校の集客事例と活用戦略

受験生・保護者・留学希望者に学校の雰囲気を“いつでも”“どこからでも”360°で体験してもらえる──Googleストリートビュー(店内版のインドアビュー)を活用したバーチャルオープンキャンパスは、大学・高校・専門学校にとって最も費用対効果の高い募集施策の一つになっています。本記事では、教育機関が Googleストリートビューを導入するメリット・撮影のポイント・大学/高校/専門学校別の活用戦略を、弊社の4校分の実例とともに2026年版として解説します。

この記事でわかること
  • 教育機関がバーチャルオープンキャンパスを導入すべき5つの理由
  • Googleストリートビューで実現する“24時間365日のキャンパス案内”
  • 大学・高校・専門学校 別のSV活用戦略と差別化ポイント
  • インバウンド留学生・地方保護者への訴求方法
  • 学校撮影特有の注意点(プライバシー・生徒保護・撮影タイミング)
  • 弊社が撮影した4校の実例(360°で閲覧可能)

バーチャルオープンキャンパス×ストリートビュー【3分で結論】

  • Googleストリートビューは、教育機関にとって「24時間365日稼働する無料のオープンキャンパス窓口」として機能する
  • 受験生・保護者は来校を決める前に校内の雰囲気を360°で確認できるため、オープンキャンパス来場率・出願率の両方に好影響
  • 特に遠方の受験生・インバウンド留学生・地方保護者へのアピール力が大きい
  • 撮影は1度で完了、維持費ゼロで数年間継続利用可能。ページ埋込・SNSシェア・入試案内パンフのQRからの誘導も自由
  • 大学・高校・専門学校で活用のポイントが異なる。本記事§5で業態別の戦略を解説

【2026年最新】教育機関がバーチャル校内見学を導入すべき5つの理由

ポストコロナ時代の2026年でも、バーチャル校内見学の価値は継続的に高まっています。2020年代前半の「コロナ対策の代替手段」という消極的な理由から、現在は「募集活動の積極的な差別化ツール」として確立されました。

#理由効果
1遠方受験生・留学生にリーチ現地訪問が難しい層にも校内を案内でき、出願候補校に入りやすくなる
2保護者の意思決定支援実際に見学しなくても家族全員で雰囲気を確認でき、進学決定を後押し
3オープンキャンパス当日来場率の向上“気になる→実際に行きたい”に変わりやすい。当日の見学効率も向上
424時間365日のオンライン窓口オープンキャンパス開催日以外でも校内を見せられる。オンライン出願の決定打に
5入試パンフ・SNS・AI時代のGEOシグナルに貢献QRで校内ツアーに誘導、AI Overviews引用時の“情報が厚い学校”判定に寄与

2026年の募集環境でSVが特に効く理由

  • 少子化による受験競争の激化: 限られた受験生プールで選ばれるために、「事前情報が厚い学校」が優位
  • インバウンド留学生市場の拡大: 日本留学希望者が増加、遠隔での事前確認ニーズが高い
  • 保護者参加型の進路決定: 入学前に家族で何度も確認できるSVは保護者評価を得やすい
  • AI検索(AI Overviewsなど) での引用: BrightLocal 2026 調査で、情報が充実した学校はAI検索引用率が高いと判明

Googleストリートビューで実現する“24時間365日のオープンキャンパス”

Googleストリートビューを活用すれば、受験生が学校へ直接訪れることなくインターネット上でストリートビューを使ったバーチャル学校案内で自由に学内見学できます。実際のオープンキャンパスのように開催期間や開校時間を気にすることなく「いつでも・どこでも」キャンパスをバーチャルで体験可能です。

報道事例:和洋女子大学 看護学部(毎日新聞 2020-05-27)

看護学部の実習室をストリートビューで公開 毎日新聞記事

和洋女子大学看護学部は、進学活動のできない受験生に向けて、実習室など校舎内部を実際に歩いている感覚で、移動しながら見ることができる画像をインターネットで公開した。Googleの無料サービス「ストリートビュー」の手法で看護学部の実習室がある“さとみ館”の外観からスタートし、1階・2階を自由に見学できる。

看護学部の実習室をストリートビューで公開 受験生に向け|毎日新聞

この事例は2020年の報道ですが、2026年現在も Googleマップ上で閲覧可能であり、“一度の撮影で長期間使える”というストリートビューの特徴をよく示しています。

弊社が撮影した学校ストリートビュー事例(4校)

実際に弊社が撮影・公開している学校のストリートビューをご覧ください。マウスドラッグ(スマホはスワイプ)で360°見渡せ、矢印をクリックすると次のポイントに移動できます。

大阪産業大学様(32ポイント撮影)

日本体育大学柏高等学校様(19ポイント撮影)

甲南女子中高等学校様(30ポイント撮影)

いかがでしょうか?画面右側のマルチレベル表示(ワープ機能)を使うと、見せたい箇所のみを撮影することも可能です。大学・高校・中学・専門学校のいずれでも同様の導入が可能です。学校撮影事例の一覧は 学校・教育機関カテゴリの撮影事例一覧でご覧いただけます。

大学・高校・専門学校 別のSV活用戦略

教育機関の種別によって、バーチャル校内見学で“見せるべきポイント”は異なります。それぞれの募集ターゲットの関心に合わせて撮影ポイントを設計することが成功の鍵です。

大学(4年制・短期大学)

  • 優先ポイント: 講義棟のメイン教室・図書館・研究室・学食・キャンパス中央広場
  • 学部別: 看護・医療系は実習室、理工系は研究ラボ、芸術系はアトリエ・スタジオを重点撮影
  • 付加価値: 学生寮・スポーツ施設・サークル活動場所を映すことで“4年間の学生生活”をイメージさせる
  • インバウンド対応: 国際寮・留学生支援センターをポイントに含めると海外からの留学志望者にリーチ

高校(中高一貫校含む)

  • 優先ポイント: 教室・体育館・グラウンド・部活動場所(音楽室・理科室)・図書室・食堂
  • 保護者目線: 廊下の清潔感・安全設備・食堂・保健室など、保護者が気にするポイントも必ず含める
  • 中学・小学受験向け: 受験する児童・生徒と共に保護者が入学後の生活を想像できる撮影を重視
  • 特色ある施設: 茶室・プール・メディアセンター等、学校ならではの施設を忘れずに

専門学校

  • 優先ポイント: 実習室・専門設備(調理実習室・美容実習台・看護実習室・デザインスタジオ・自動車整備工場等)
  • 就職直結アピール: “卒業後に現場で使う機材と同じレベルの設備がある”ことを視覚的に示せる
  • 少人数制の雰囲気: 教室での実習風景や講師と生徒の距離感を撮影(ただし個人プライバシー配慮)
  • キャリアセンター・就職資料室: 進路サポート体制を可視化
撮影ポイント数の目安

小規模校(単一校舎): 5〜10ポイント/中規模校(複数棟): 15〜25ポイント/大規模校(大学キャンパス): 30〜50ポイント。本記事で紹介した弊社事例では大阪産業大学様32ポイント・日本体育大学柏高等学校様19ポイント・甲南女子中高等学校様30ポイントでした。最適な撮影設計は現地確認後にご提案させていただきます。

インバウンド留学生・地方保護者向け訴求

教育機関にとって、2026年以降の重要な成長領域はインバウンド留学生と地方・海外の保護者層です。どちらも「現地まで足を運びづらい」層で、ストリートビューの効果が最も大きく発揮されるターゲットです。

インバウンド留学生への訴求

  • 日本留学希望者は年々増加(JASSO 2025年調査: 訪日留学生数は過去最高水準)
  • 海外からの留学決定時、「現地見学ができない」ことが大きな不安要素。SVは最強の安心材料に
  • Googleマップは世界共通のプラットフォーム。留学エージェントサイトではなく Googleマップ上で日本の学校を比較する海外志望者も多い
  • 国際寮・留学生支援施設・日本文化体験スペース(茶室・和室等)をSVで見せると選ばれやすい

地方・遠方の保護者への訴求

  • 地方在住の受験生が都市圏の大学・高校を志望する場合、保護者が何度も見学に行くのは現実的でない
  • 受験生本人だけでなく、家族全員で Googleマップを共有しながら検討できるのが強み
  • 入試パンフ・Webサイトに QR コードで SV リンクを印字することで、自宅で家族一緒に体験可能
  • 特に寮生活を前提とする学校では、保護者の安心確保がSVの最大の役割

撮影ポイントの選び方

撮影ポイントの設計は、オープンキャンパス当日の案内動線を“擬似体験”させる思考が重要です。以下のカテゴリから、自校の特色に合わせて優先順位をつけます。

カテゴリ具体例重要度
ファーストビュー(外観)正門・校舎外観・シンボルツリー・校名サイン★★★
メイン導線玄関・受付・広いホール・階段・廊下★★★
学習空間教室・講義棟・図書館・自習室★★★
専門施設実習室・研究室・アトリエ・スタジオ・調理実習室★★★(専門校は必須)
運動・部活動体育館・グラウンド・プール・部活動スペース★★☆
生活空間学食・カフェテリア・休憩室・保健室・学生寮★★☆
キャリア・進路就職支援センター・キャリア資料室・インターン報告室★★☆
特色ある施設茶室・和室・展示スペース・メディアセンター★☆☆(差別化要素)
動線設計のコツ

ポイント同士を矢印で連結することで、受験生が自然に“入学後の1日”を疑似体験できる動線を作ります(例: 正門 → 受付 → メイン教室 → 学食 → 図書館 → 部活動スペース → 寮)。弊社では撮影前のヒアリングで、学校の“見せたいストーリー”を踏まえた最適な撮影順序をご提案します。

SV + 360view の使い分け

学校向けの360°コンテンツには、Google公式のストリートビューに加え、弊社独自サービスの360viewという選択肢もあります。それぞれの特性を理解して使い分けることで、募集活動の効果を最大化できます。

項目Googleストリートビュー360view(弊社サービス)
掲載場所Googleマップ・ビジネスプロフィール学校のWebサイト(自社サーバー)
Googleマップでの露出あり(SEO・MEO効果)なし(自社サイト限定)
説明文・注釈追加不可✅ 可能(教室名・設備解説を追加可)
Googleサーバー依存あり(まれにサーバー障害で表示不可)なし(自社サーバーで安定)
カスタマイズ性低(Googleの仕様に従う)高(独自UIで表示可能)
運用コスト無料・維持費ゼロ無料・維持費ゼロ

推奨される組み合わせパターン

  • Googleマップ検索からの集客が重要 → Googleストリートビュー
  • 学校公式Webサイトでの詳細案内を充実させたい → 360view
  • 両方使うのが理想的: SV でマップ集客を得つつ、360view でサイト上に詳しい解説を載せる

360viewの詳細は 360viewサービスページをご覧ください。

学校向けの撮影上の注意点

教育機関の撮影には、他業種と比べて特別な配慮が必要です。生徒・児童のプライバシー保護や個人情報の取り扱いは最優先事項です。

プライバシー・個人情報の保護

撮影時の必須配慮
  • 生徒・児童が写り込まないタイミングでの撮影(長期休暇中・放課後等)
  • 写り込んだ場合は顔のぼかし処理を弊社で確実に実施
  • 教室黒板・ホワイトボードに個人名・成績等が書かれていないことを事前確認
  • 掲示板の個人写真・個人情報が映らないよう撤去 or ぼかし
  • 職員室・事務室など個人情報が集積する場所は撮影対象外が原則

撮影タイミングの選び方

  • 夏季休暇・冬季休暇・春季休暇: 生徒不在で撮影しやすい最優先期間
  • 平日の早朝・夕方: 短時間撮影が可能。ただし生徒と重ならない時間帯を選ぶ
  • 週末・祝日: 学校によっては部活動があるので事前確認必須
  • 清掃直後のタイミング: 校内が整った状態で撮影できる

保護者・生徒への事前説明

撮影前に保護者会・生徒会・教職員会議等で撮影の目的・撮影範囲・プライバシー保護措置を説明しておくと、撮影当日の協力が得られやすく、公開後のトラブルも予防できます。弊社ではご要望に応じて、保護者向け説明資料の作成もサポートしています。

撮影範囲の決め方

  • “見せたい場所” と “見せたくない場所” の線引きを事前に明確化
  • 体育館の裏・バックヤード・非常階段などセキュリティ上の理由で非公開にすべき場所は撮影対象外
  • 校長室・会議室など機密性の高い場所は、学校側の判断に応じて含むか除外するかを決める

よくある質問(FAQ)

Q

オープンキャンパスを開催していれば、ストリートビューは不要ではないですか?

A

いいえ、両方を組み合わせることで効果が最大化します。オープンキャンパスは年数回の開催で参加者数に限りがありますが、ストリートビューは365日アクセス可能な補完ツールです。オープンキャンパス来場前の事前検討材料・参加できない遠方受験生や保護者への代替手段として強力です。弊社事例でも、SV導入後にオープンキャンパス来場者数が増加した学校があります。

Q

生徒・児童のプライバシーが心配です。大丈夫ですか?

A

ご安心ください。弊社では撮影時刻の配慮(休暇中・放課後等)・写り込み時の顔ぼかし処理・個人情報の徹底マスキングまでワンストップで対応します。また撮影前の打ち合わせで「撮影する範囲」「撮影しない範囲」を明確化し、公開前の確認プロセスも設けます。不安な点は事前にご相談ください。

Q

撮影した画像は自校Webサイトにも埋め込めますか?

A

はい、可能です。Googleマップの“共有”機能から埋め込みコード(iframe)をコピーして、学校Webサイトの任意のページに貼り付けられます。入試特設ページ・学部紹介ページ・アクセス案内ページ等に配置できます。埋め込みの技術的な注意点は ストリートビューをホームページに埋め込む方法をご参照ください。

Q

撮影期間と費用はどれくらいかかりますか?

A

撮影は1日〜数日(撮影ポイント数に応じて変動)で完了します。最新の料金プラン・撮影ポイント数の目安は学校向けストリートビュー撮影プランをご覧ください。見積もりは撮影ポイント数で決まる明朗会計で、撮影ポイント設計も完全無料で対応しています。

Q

校舎が複数棟あります。全部撮影する必要がありますか?

A

すべての教室・施設を撮影する必要はありません。各棟の代表的なポイント数箇所を選ぶ形でも、学校全体の雰囲気は十分に伝わります。弊社事例でも、大学の全キャンパス撮影は行わず、オープンキャンパスで案内する動線に沿った30ポイント前後で設計しています。弊社スタッフが貴校の特色に合わせた最適な撮影プランをご提案します。

Q

公立学校でも依頼できますか?

A

可能です。私立・公立・国立のいずれもGoogleストリートビュー撮影に対応しています。公立校の場合、自治体の予算計上・稟議プロセスが必要なケースが多いため、見積書・計画書の作成支援も弊社で対応可能です。また弊社は公共施設の撮影実績もあり、公的機関特有の手続き・承認フローにも慣れています。

まとめ

  • Googleストリートビューは、教育機関にとって「24時間365日の無料オープンキャンパス窓口」として機能する
  • 遠方受験生・インバウンド留学生・地方保護者へのアピール力が特に大きい
  • 大学・高校・専門学校それぞれで見せるべきポイントが異なる(§5参照)
  • プライバシー保護・撮影タイミング・事前説明など、学校特有の配慮が必要(§9参照)
  • 1度の撮影で数年以上継続利用でき、募集活動の費用対効果は非常に高い

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Google認定パートナー11年以上・Summit全4回招待(うち現地参加は後の3回)・全国550件超の実績で、大学・高校・専門学校・保育園・幼稚園のストリートビュー撮影を多数手がけています。撮影ポイントの設計・お見積りは完全無料。保護者向け説明資料・プライバシー配慮・撮影タイミング調整までトータルでサポートします。

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この記事を書いた人

友添 成隆

友添 成隆

日本のインターネット黎明期からITコンサルタントとして活動。ドメインレジストラ事業、レンタルサーバ事業、Web開発事業、企業向けグループウェア(ASP)事業、大手不動産企業のWeb開発など、インターネット産業の基盤構築フェーズを20年以上にわたり最前線で経験。

Googleが「Google マイビジネス」を発表(2014年6月)した半年後・2015年1月、そのIT/Web事業の集大成として株式会社おもてなしドットコムを創業し、Google ストリートビュー認定撮影パートナーとして登録。「Googleストリートビューは Googleビジネスプロフィール(旧マイビジネス)に登録するためのツール」という本質を最初から理解し、撮影だけでなくGBP/マイビジネス全体の運用支援を11年間一貫して提供してきた業界最古参のGoogleビジネスプロフィール/MEO/ストリートビュー実務家。

Google本社・日本法人と継続的に対話を重ね、Google Street View Summit に日本から数少ない招待者として全4回連続招待(2016アムステルダム・2017東京・2018シリコンバレー(Mountain View)・2019ロンドン)を受け、うち後の3回(東京・シリコンバレー・ロンドン)に現地参加。Google Places → Googleプレイス → Google マイビジネス → Googleビジネスプロフィール の全名称変遷と仕様変更をリアルタイムで把握しクライアントに伝えてきた稀少なポジション。累計閲覧 4億6千万回+・公開支援事例 553件・多店舗管理SaaS「おもてハブ」を自社開発・運営。