ストリートビュー・インドアビュー・360°ビューの違い|用語の関係と変遷を整理

ストリートビュー撮影をご検討のお客様から、よく「インドアビュー」「ストリートビュー」「360°ビュー」という似た言葉の違いについてご質問をいただきます。これらはいずれもGoogleが提供する屋内の360°パノラマ画像を指す用語ですが、同じ対象を指しながら時代とともに呼称が変化してきたため、現在も混在しています。

本記事は「SV/インドアビュー/360°ビュー」の用語整理です

それぞれのテーマを深く知りたい方は、以下の記事もご参照ください。

この記事では、これら3つの用語の関係と変遷を整理し、現在Googleビジネスプロフィール(GBP)上でどのように表記されているかを解説します。ストリートビュー撮影をご検討中の方が、用語の理解で迷わないための基礎知識としてご活用ください。

3つの用語の関係

結論から先にお伝えすると、以下の関係になります。

用語意味使用時期
ストリートビューGoogleの360°パノラマサービス全般(路上・屋内含む)2015年〜現在(公式統合名称)
インドアビュー屋内版ストリートビューの旧称(お店・施設の内部撮影)2013〜2015年(旧公式名称)
360°ビューGBP管理画面の「ストリートビューと360°ビュー」タブに表示される360°画像全般2020年頃〜現在(GBP内のUI表記)

つまり、お客様がGoogleマップ上で店内を360°で見られる体験は、すべて「ストリートビュー」と呼んで構いません。「インドアビュー」も「360°ビュー」も実態は同じものを指しており、呼び方が時期やUIの場所によって変わっているだけです。

名称変遷の歴史

2007年:Googleストリートビュー開始(路上版)

Googleストリートビューは、2007年5月にアメリカでサービスを開始しました。当初は「Street View Car」と呼ばれる専用の撮影車両で道路を走りながら街並みを撮影したものでした。この段階では「ストリートビュー」という名称は、文字通り「ストリート(路上)のビュー(景観)」を指していました。

2011〜2012年:インドアビュー(屋内版)の登場

2011年、Googleは路上版ストリートビューの延長として、店舗や施設の屋内を360°パノラマで撮影する機能「インドアビュー」を米国で開始しました。日本では翌2012年から提供がスタートし、当初は「おみせフォト」という名称でリリースされ、同年中にグローバル名称の「インドアビュー」に統一されました。

この時期の「インドアビュー」は、路上の「ストリートビュー」と区別された独立したサービス名として扱われていました。

2015年:路上版と屋内版の名称統合

2015年9月、Googleは路上版と屋内版のサービスを統合し、両方まとめて「Googleストリートビュー」という公式名称に一本化しました。これ以降、「インドアビュー」は旧称扱いとなり、Googleの公式ドキュメントからも徐々に表現が消えていきました。

撮影業者にとっては、「路上のストリートビューと室内版のストリートビューが同名になった」ことで説明がしづらくなりましたが、Googleとしては一体型のサービスとして案内する方針になっています。

2020年頃〜:GBP管理画面に「360°ビュー」が登場

2020年頃から、Googleビジネスプロフィール(GBP)の管理画面で写真の種別を表示するタブ名称が「ストリートビューと360°ビュー」という表記に変更されました。

GBP管理画面「ストリートビューと360°ビュー」タブ

この「360°ビュー」は、GBP管理画面の内部UI表記であり、サービス自体の名称が変わったわけではありません。Google公式の案内でも、対外的には今も「ストリートビュー」という用語が使われています。

「360°ビュー」はバーチャルツアー全体?360°写真単体?

GBPの「ストリートビューと360°ビュー」タブをめぐっては、実務上やや混乱が起きる場面もあります。このタブには次の2種類の画像が同じ場所に表示されます。

  • つながっているストリートビュー(バーチャルツアー):複数の撮影ポイントが矢印で連結され、歩き回るように体験できるもの
  • 単体の360°写真:1点だけ撮影された、移動できない球状パノラマ

Googleは「360°ビュー」という表現で両者を包括しているように見えますが、ユーザーへの体験価値は大きく異なります。連結されたバーチャルツアー(いわゆる屋内版ストリートビュー撮影)は、来店前の店舗探索体験として大きな集客効果を生みますが、単体の360°写真はその場限りの1枚写真に過ぎません。

弊社の撮影サービスで提供しているのは連結型のストリートビュー(バーチャルツアー)です。複数の撮影ポイントを繋ぎ合わせて、お客様がマップ上で店内を歩き回れる体験を提供します。

お客様への説明時の推奨呼称

弊社では、お客様への説明時は以下の呼称を基本としています。

  • 対外的な紹介:「ストリートビュー(屋内版)」または「店内ストリートビュー」
  • 旧名称を知っているお客様向け:「いわゆるインドアビューです」と補足
  • GBP管理画面の説明時:「ストリートビューと360°ビュー」タブと案内

検索エンジンでの情報収集でも、「ストリートビュー 撮影」「インドアビュー 料金」「店内 360度」などの複数のキーワードが混在して検索されているのが現状です。弊社の業種別LPや料金ページでも、これらの用語を適宜使い分けてご案内しています。

まとめ

  • 現在の公式名称は「Googleストリートビュー」に一本化されている(2015年〜)
  • 「インドアビュー」は屋内版の旧称(2013〜2015年に使用)で、現在でも慣用的に使われることがある
  • 「360°ビュー」は2020年頃からGBP管理画面UIに登場した表記で、サービス名称ではなくタブ名
  • 実体はいずれも同じ「360°パノラマ撮影」で、連結されたバーチャルツアー単体360°写真の2種類が存在
  • 弊社が提供するのは連結型のバーチャルツアー(集客効果が大きい)

次に読むべき記事

用語の関係が整理できたら、次はストリートビュー導入で実際にどれほどの効果が得られるのか、Google公式の数値データを確認しましょう。

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この記事を書いた人

友添 成隆

友添 成隆

日本のインターネット黎明期からITコンサルタントとして活動。ドメインレジストラ事業、レンタルサーバ事業、Web開発事業、企業向けグループウェア(ASP)事業、大手不動産企業のWeb開発など、インターネット産業の基盤構築フェーズを20年以上にわたり最前線で経験。

Googleが「Google マイビジネス」を発表(2014年6月)した半年後・2015年1月、そのIT/Web事業の集大成として株式会社おもてなしドットコムを創業し、Google ストリートビュー認定撮影パートナーとして登録。「Googleストリートビューは Googleビジネスプロフィール(旧マイビジネス)に登録するためのツール」という本質を最初から理解し、撮影だけでなくGBP/マイビジネス全体の運用支援を11年間一貫して提供してきた業界最古参のGoogleビジネスプロフィール/MEO/ストリートビュー実務家。

Google本社・日本法人と継続的に対話を重ね、Google Street View Summit に日本から数少ない招待者として全4回連続招待(2016アムステルダム・2017東京・2018シリコンバレー(Mountain View)・2019ロンドン)を受け、うち後の3回(東京・シリコンバレー・ロンドン)に現地参加。Google Places → Googleプレイス → Google マイビジネス → Googleビジネスプロフィール の全名称変遷と仕様変更をリアルタイムで把握しクライアントに伝えてきた稀少なポジション。累計閲覧 4億6千万回+・公開支援事例 553件・MEO対策サポートツール「おもてハブ」を自社開発・運営。