Googleストリートビュー撮影機材 完全ガイド【2026年版】|個人向け360°カメラ vs プロ機材の比較・自分で撮影 vs プロ依頼の判断材料

ストリートビュー撮影機材ページのアイキャッチ画像

監修:友添 成隆(株式会社おもてなしドットコム代表取締役・Google ストリートビュー認定撮影パートナー・Google Street View Summit 全4回招待(2016-2019/現地参加3回)〔2016アムステルダム・2017東京・2018シリコンバレー・2019ロンドン〕うち現地参加3回・2015年1月創業・公開支援事例553件)

「自分の店のストリートビューを撮るのに、どんなカメラを使えばいい?」「Insta360 や THETA みたいな個人向け360°カメラで自分で撮るのと、プロに依頼するのは何が違う?」——本記事はこうした疑問を持つ店舗オーナー向けに、撮影機材の選択肢と判断材料を整理した完全ガイドです。Google が定める機材要件・弊社11年の認定パートナーとして使い続けている機材・個人向け360°カメラとの違い・自分で撮影 vs プロ依頼の判断基準まで、店舗集客の視点で解説します。

【3分で結論】個人撮影 vs プロ撮影 判断材料・あなたの店はどちらを選ぶべきか

あなたの店が知っておくべき3つの事実

  1. 個人向け360°カメラでも Google 最低要件は満たせる(自分で撮影して公開可能)
  2. ただし「画質の差」は実際に大きい。同じ場所を比較すると一目瞭然(§2 比較画像参照)
  3. 店舗の集客に直結する場面では「仕上がり品質」が長期的な売上に影響するため、業種・用途で判断が分かれる

あなたの店はどちらを選ぶべきか・3秒判断

  • 個人向け360°カメラで自分で撮る → 撮影ポイント3-5個・低予算で試したい・画質より鮮度を優先・自社で撮り直しできる体制あり
  • プロ(弊社のような認定パートナー)に依頼する → 飲食・ホテル・医療・美容など店舗の見栄えが集客に直結・暗部や逆光が難しい現場・複数フロアや多ポイントで撮影設計の知識が必要

こんな方におすすめ

  • 自分の店のストリートビュー撮影を「自分でやる vs プロに依頼」で迷っている店舗オーナー
  • 個人向け360°カメラ(Insta360・THETA・GoPro 等)の購入を検討している方
  • プロに依頼する場合の機材の違い・品質差を理解したい方
  • これからストリートビュー撮影代行事業を始めたい方・弊社パートナー応募を検討している方

【保存版】個人向け360°カメラ vs プロ機材 完全比較表

近年は Insta360 X5(2025年4月発売)・RICOH THETA Z1・GoPro MAX 2(2025年9月発売) など、1台で全天球を同時に撮影できる個人向け360°カメラが手頃な価格で販売され、「自分で撮影して Google ビジネスプロフィールに投稿する」選択肢も増えています。ここでは弊社が採用する一眼レフ+魚眼レンズ方式と、個人向け360°カメラを9つの観点で比較します。

比較項目個人向け360°カメラ一眼レフ+魚眼レンズ(弊社方式)
解像度(仕上がりの鮮明さ)Google 最低要件は満たす要件を大きく上回る高精細
色再現・暗部ディテールセンサーサイズの制約で弱めAPS-C センサー+現像で忠実
逆光・明暗差の耐性白飛び/黒つぶれが起きやすいブラケット撮影+HDR 合成で粘る
撮影時間(1ポイントあたり)1〜2分10〜15分(位置決め・水平出し含む)
機材・購入コスト7〜20万円(モデルによる・THETA Z1 は約19万円)数十万円(プロ機材一式)
撮影スキル要求シャッターを押すだけ機材知識・ステッチ編集の経験必須
ポイント間の矢印のつながり水平ズレで酔う・ズレる事例あり水平精度高く自然な移動体験
編集・後処理カメラ内自動処理(修正余地少)手動補正可能(暗部持ち上げ・白飛び救済)
長期保証・撮り直し対応自分で撮り直しプロが品質保証・必要に応じて再撮影

同じ場所を比較した実例

下の画像は、小型360°カメラと一眼レフ機で、ほぼ同じ場所・時刻に撮影した同じ店舗のストリートビュー画面をキャプチャしたものです。明らかに②の一眼レフ機による撮影の方が高画質で、暗部の階調・色の鮮やかさ・全体の解像感に差が出ています。

小型360度カメラによる撮影(他社撮影)
①個人向け360°カメラによる撮影(他社撮影)
一眼レフ機による撮影(弊社撮影)
②一眼レフ機による撮影(弊社撮影)

あなたの店への意味:ストリートビューは「1度公開したら数年使う」集客資産です。費用は1回の撮影コストにとどまらず、数年分の集客効果に影響するため、画質の差が長期的な売上差として表れます。「数年使うものに、画質を妥協していいか」がプロ依頼を選ぶ基準になります。

個人撮影が向くケース・プロ撮影が向くケース

個人向け360°カメラでの撮影が向くケース

  • まずは低コストでストリートビュー導入を試したい
  • 撮影ポイントが少なく(3〜5ポイント程度)、内装の見栄えに特にこだわりがない店舗
  • 自社で 365日撮り直しできる体制を持っており、画質よりも鮮度を優先したい
  • SNS や自社サイトで日常的に360°写真を投稿している(撮影に慣れている)
  • 撮影代行事業を始めたい個人事業主・副業ベース

認定パートナー(弊社のような)の代行撮影が向くケース

  • 撮影した画像が店舗のブランドイメージに直結する業種(飲食・ホテル・旅館・医療・美容・歯科・士業 等)
  • 暗部・逆光・夜景など光の条件が難しい環境を美しく撮りたい
  • 複数フロア・多ポイント・複雑な動線など撮影設計の知識が必要な施設(ホテル・病院・大型店舗)
  • 撮影自体ではなく集客への貢献を最大化したい(画質が低いと逆に印象を下げるリスクがあると考える)
  • 撮影機材の購入・編集スキル習得に時間を使いたくない(本業に集中したい)

ストリートビュー撮影を検討されている方は、まずは弊社に撮影ポイント数と用途をお知らせください。代行が向くか個人撮影が向くかのアドバイスを無料でご案内します。ストリートビュー撮影サービスのご相談からお気軽にどうぞ。

海外専門家から見た「機材選定」の重要性

世界の Local SEO 業界専門家も「ストリートビュー画像の品質は店舗集客に直接影響する」と一貫して指摘しています。

BrightLocal(英国・Local SEO 統計の権威)

BrightLocal の Local Consumer Review Survey 2026年11月発表分や Google 公式調査では、写真付きリスティングは写真なしより42%多い道順検索・35%多いウェブクリックを獲得すると報告されています(Google公式:写真効果統計)。Google マップでの店舗写真は、第一印象を決める最重要要素のひとつです。

あなたの店への意味:写真の品質はクリック率・問い合わせ率に直接効きます。「ある程度の画質で公開する」のではなく「集客に効く品質で公開する」視点で機材を選ぶことが、結果として費用対効果を最大化します。

Whitespark(カナダ・Local SEO 業界の老舗)

Whitespark は「Google マップ上で他店との差別化が難しい現代において、360°ストリートビューを公開している店舗は、それだけで一定の差別化要素になる」と指摘しています。逆に言えば、低品質な360°画像で公開すると差別化の機会を逆に毀損するリスクもあります。

あなたの店への意味:「ストリートビューを公開していること」自体は今や差別化要素ですが、低画質で公開するくらいなら未公開の方がブランドを守れる場面もあります。「数年使う」前提で機材選定を判断してください。

ストリートビュー撮影に求められる機材の条件(Google 公式仕様)

Google ストリートビューについては、Google が定めるルールがあるため、そのルールに適合する写真を撮影できる機材を用意することが必要になります。このページには、撮影に関するルールの他に、利用に適した機材のリストも掲載されています。リストは一眼レフ機に関するものですが、1回の撮影で全周囲が撮影できる360°カメラについても、Google は別に紹介しています

Googleが推奨する撮影機材リスト

あくまで例示であり、必ずリストにある機材を使用しないといけない、ということではありませんが、それぞれの機材には、屋内版 Google ストリートビュー撮影に必要な機能・役割があります。

ストリートビュー撮影に必要なカメラの条件

Google ストリートビューのような全天球(ボールの中から外を見ているイメージ)のパノラマ画像の撮影であっても、通常の写真撮影に使用するような一眼レフカメラで撮影できます。また最近では、1回の撮影でカメラの周りすべてを撮影できる360°カメラを使用する撮影代行業者も増えています。ただし、以下の条件を満たす写真を撮影できることが必要です。

写真サイズが 7.5 メガピクセル以上(3,840×1,920 ピクセル)

屋内版ストリートビューに使用する360°写真について、Google が公開している Trusted Photographer 向けドキュメントでは「サイズが 7.5 メガピクセル以上(3,840×1,920 ピクセル)」が一般的な最低基準として広く採用されています(Google for Developers の Street View ready 公式仕様では「4K 相当以上」と記載・7.5MP/3840×1920 はその下限を表す業界一般論的な目安)。この「360°写真」とは、ストリートビューのような VR(バーチャルリアリティ)の標準的な規格である、エクイレクタングラー(正距円筒図法)形式で保存される画像になります。

エクイクタンブラー画像例
①エクイレクタングラー画像例。カメラの真下にある三脚部分を除く周囲360°が撮影されています。
底面のぼかし例
②下端の黒い部分は、ストリートビュー公開時には自動補正されます。

エクイレクタングラー画像は、360°カメラであれば1回の撮影、一眼レフ機と円周魚眼レンズを使用するのであれば、4回以上の複数回撮影した写真を結合(ステッチ)することで作成されます。そのためストリートビュー撮影で使用するカメラは、7.5メガピクセル以上のエクイレクタングラー画像を作成するのに必要な写真を、1回または複数回で撮影できることが、最低限の条件となります。

明度の高い領域と低い領域で細部が十分に表示されている

360°全周を撮影する屋内パノラマ撮影では、撮影する方向全ての明るさが異なることも少なくありません。人間であれば、このような明暗差(ダイナミックレンジ)を脳が補正しますが、カメラ自体には脳が無いため、撮影する人間が、全周囲が均等の明るさになる露出を判断して、シャッターを切ることになります。

極端に明るさが異なる場合は、1回の撮影では明暗差をカバーしきれない恐れがあります。そのため、撮影時に HDR 処理が可能なカメラを使用するか、撮影後に HDR 処理が行えるように、露出の異なる同じアングルの写真を複数枚撮影する ブラケット撮影が可能なカメラを選択すべきです。

ブラケット撮影例
ブラケット撮影例。同じ方向を露出を変えて撮影した①(適正)②(アンダー)③(オーバー)を重ね合わせる(HDR 処理)ことで、明るい所から暗い所までを1枚で表現できます。

ストリートビュー撮影に必要なレンズの条件

標準レンズや広角レンズを使用してもパノラマ撮影は可能ですが、エクイレクタングラー画像を作成するために十回程度の撮影が必要になり、結合作業も複雑になります。Google ストリートビューの撮影に使用するレンズは、一回の撮影で広範囲を撮影できる魚眼レンズを使用することが望ましいです。さらに、屋内版ストリートビューのように上下左右全方向の全天球パノラマイメージの画像を撮影するのであれば、水平方向だけでなく垂直方向も広範囲の撮影が可能な 「円周魚眼レンズ」を使用すべきです。

超広角レンズ撮影例

APS-Cサイズの一眼レフ機で、超広角撮影(フルサイズ換算10mm)を行った例。水平方向は約95°、垂直方向は約74°の画角になります。水平方向を4回撮影では、ステッチのつなぎ目部分になる隣り合う画像の重複が少なく、結合ができない恐れがあります。垂直方向は、天井・床面が明らかに写っていないため、さらに数回の撮影が必要になります。

APS-C機で円周魚眼レンズでの撮影例

APS-Cサイズの一眼レフ機で、円周魚眼レンズを使用して撮影した例。縦構図での撮影のため、上下方向はほぼ天頂から床面まで写っていますが、水平(左右)方向は円周の一部が欠けて約125°程度の画角となります。それでも円周の4分割(90°)よりも広く、ステッチのつなぎ目も十分大きく確保されますから、4回(4方向)の撮影画像を結合することで、全周囲を空白なくカバーできます。

フルサイズ機で円周魚眼レンズでの撮影例

フルサイズの一眼レフ機で、円周魚眼レンズを使用して撮影した例。縦構図で撮影していますが、APS-C 機よりもセンサーサイズが大きいため、水平・垂直ともほぼ180°撮影されています。そのため、被写体の大きさが APS-C サイズでの撮影と比べて全体的に小さく写っています。弊社ではフルサイズ機であっても、APS-C サイズと同様に4方向(4回)の撮影を行います。

ストリートビュー撮影に必要な周辺機材

パノラマ撮影では、カメラやレンズの他にも、必要な機材があります。それぞれの機材にも、ストリートビューのルールで求められている条件を満たす機能・仕様が求められます。

パノラマヘッド

パノラマヘッド(パノラマ雲台)とは、カメラと三脚の間に設置して両者を結合し、カメラを固定する雲台の一種で、一眼レフカメラでのパノラマ撮影には必要不可欠な機材です。カメラを「三脚の上で水平に回転」できること、「一定の回転角度で固定できる」(クリックストップ機能)こと、この2点が通常の雲台と大きく異なる特徴です。

パノラマヘッド本体

パノラマヘッド本体例。①三脚または雲台との結合部(青色のネジを緩めると上部が水平に回転・90°ずつ停止可能)、②水準器(カメラが三脚上で水平回転できるように、水準器で確認しながら水平を取る)、③コンパス(旧インドアビュー時代のルール対応・現在は不要)、④カメラとの結合部(レンズに取り付ける専用リングのマウントと結合)。

三脚

Google のルールに「1.2〜1.8m の高さでカメラが安定するように、一脚・三脚・またはヘルメットにカメラを取り付けることもできます」とあるように、ストリートビューの撮影では三脚の使用は必須です。撮影ポイントでのカメラの高さを一定にする・手振れを避ける・カメラマンの写り込みを避ける、の3つが主目的です。弊社では基本的に、日本人女性の平均的な目の高さになる、凡そ150cm で撮影しています。

遠隔スイッチ

「レリーズ(レリーズスイッチ)」と呼ばれる機器で、カメラのシャッターを本体から離れた場所から操作するためのものです。シャッターボタンを押す際のカメラのブレを無くすため、またカメラマンの写り込みを防ぐために、ストリートビュー撮影では必須の機材です。

弊社が使用している撮影機材

実際に弊社が、屋内版ストリートビュー撮影に使用している機材をご紹介します。これらの機材は、弊社のパートナーとして全国で撮影を行っているパートナーへも、推奨機材として紹介しているものです。撮影機材については、Google が要求するルールを満たせば特に指定されている訳ではないため、弊社も含めパートナーの中には他の機材を使用することもあります。

カメラ -「CANON EOS KISS X9 BODY

CANON EOS KISS X9 BODY

弊社では、2015年に Google 認定代理店として屋内版ストリートビューの撮影代行を始めて以来、全ての撮影において一眼レフ機を使用していますが、当初から「CANON EOS KISS」シリーズをメイン機として使用し、パートナーへも推奨しています。一眼レフ機の入門機として位置づけられているため「プロがこんなカメラを?」と聞かれることもありますが、屋内版 Google ストリートビュー撮影に関して言えば、他の高額・高性能のカメラよりも適しているところがあるからです。

理由①:ストリートビュー撮影に求められる機能を満たしている

「CANON EOS Kiss」シリーズ(X9 含む世代以降の現行機種・X9 は2017年7月発売)は、Google が定める撮影条件を全て満たしています。弊社は2015年の創業以来 Kiss シリーズを継続使用し、X9 への切替後も同系列で運用を続けています。APS-C 機ですが、有効画素数は約 2,420 万画素あり、Google が要求する「7.5メガピクセル以上の360°写真」を作成するのに必要な高画質撮影が可能で、ブラケット撮影を自動化するオートブラケット機能も備えています。

理由②:個人向け360°カメラより高品質の写真が撮影できる

軽くて携帯できるサイズの個人向け360°カメラの中に、一眼レフ機と大口径魚眼レンズが持つ高性能な機構を収めることは実際には難しく、画質に明確な差が出ます。SNS 投稿などで使用するのであれば個人向け360°カメラでも問題になることは少ないでしょうが、大画面のモニターで見られたりスマートフォン画面で拡大される可能性があるストリートビューでは、画質の差が集客効果に直結します(§2 比較画像参照)。

理由③:軽いこと(撮影時の安定性)

屋内版ストリートビューでは、写り込みを避けるため三脚の脚をかなり狭めて設置します。下の写真のように、約 40cm 程度しか脚を開いていません。この状態でプロユース機の重い一眼レフ機を載せると転倒のリスクが高まるため、軽くて小さい「CANON EOS KISS」シリーズが適しています。

撮影機材全景
三脚を広げた状態

理由④:無駄になるデータ部分が少ない

APS-C 機では水平方向の画角が約 125°なので、隣り合う画像の重複部分(縫い代)も小さくなり、無駄なデータも少なくなります。フルサイズ機では水平方向でほぼ 180°の範囲を撮影しているため、縫い代部分が非常に大きく、結果的に無駄な情報となります。後の編集作業やデータ管理を考慮すると、データ量が少なくなる APS-C 機の方が適していると弊社は考えています。

魚眼レンズ -「SIGMA 8mm F3.5 EX DG CIRCULAR FISHEYE(CANON EF MOUNT)」

SIGMA 8mm F3.5 EX DG CIRCULAR FISHEYE

Google のリストにも掲載されてる魚眼レンズの一つで、弊社が使用しているカメラでも全天球パノラマ撮影が可能な、円周魚眼レンズになります。キヤノン社純正の「EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM」もありますが、価格が倍ほど高くなる上、価格が安いこのレンズでも、ストリートビュー撮影に必要な機能を十分満たしているため、旧インドアビュー認定代理店の時代から撮影を続けている撮影代行業者には、シグマ社製のこちらのレンズを使用しているところも多いです。

パノラマヘッド -「Nodal Ninja GTP R20 Ultimate R1/R10 Lens Ring V2」

パノラマヘッド本体
魚眼レンズ専用リング

弊社がこのパノラマヘッドを使用する最大の理由は、「Google がストリートビュー撮影に推奨しているモデル」だからです。一眼レフ機でのパノラマ撮影に使用できるパノラマヘッドはいくつもありますが、Google がストリートビュー撮影で推奨するパノラマヘッドには独特の特徴があり、それは「パノラマヘッドのレンズ方向が、7.5°上向きに設定されている」ことです。これにより、カメラの真下にある三脚部分が撮影されない設計になっています。

三脚 -「Manfrotto MT190GOA4

Manfrotto MT190GOA4

弊社では、ストリートビュー撮影代行事業を始めてから現在まで、Manfrotto 社の同じシリーズの三脚を使用しています。理由は2つ。①脚を狭めた状態で転倒しないよう、適度に重量があること(厚手のカーペットや風が強い状況下での撮影でも安定)、②ハンドルやレバーといった突起物が無いこと(三脚の突起物が写り込まない設計)です。

レベリングユニット -「SLIK レベリングユニット2

SLIK レベリングユニット2

三脚とパノラマヘッドの間に設置して、水平を出すための機材です。Google 推奨のパノラマヘッドでは水平に回転させることは出来ても、カメラの角度を調整する機能はないため、レベリングユニットで微調整します。本機種は本体の回転式ロックリングを操作するだけで、15°(プラスマイナス7.5°)の範囲内で自由に傾きを調整できます。

遠隔スイッチ -「CANON リモートスイッチ RS-60E3

CANON リモートスイッチ RS-60E3

有線接続の基本機能のみを備えた製品ですが、軽量コンパクトで価格も安く、ストリートビュー撮影に必要な条件を備えています。電池切れや接続不良が起こりにくい有線接続の方が安心して利用できると考えています。

機材選定が「あなたの店の集客効果」に与える影響

機材の話を技術的に整理してきましたが、店舗オーナーにとって最も大切なのは「その機材で集客効果は変わるのか」です。結論から言えば、変わります。理由は3つあります。

影響①:第一印象の差が「クリックされるか」を左右する

Google マップでお客さんがあなたの店を見つけた時、最初に目に入るのは外観・内観のサムネイル写真です。ここで画質が低いと、競合店と並んだ時に「タップしてもらえない」可能性があります。低画質の360°写真は、第一印象段階での離脱を増やすリスクがあります。

影響②:ストリートビュー閲覧時の「滞在時間」が変わる

ストリートビューは閲覧者が店内を「散策」する体験です。暗部や逆光がうまく写っていないと違和感を覚え、すぐに離脱します。逆に高品質な360°写真は、店の雰囲気を細部まで伝え、長く滞在してもらえます。滞在時間は来店意欲に直結します。

影響③:「数年使う集客資産」だから費用対効果が変わる

ストリートビューは1度公開すれば3〜5年は同じ画像を使い続けるのが一般的です。1回の撮影コスト(個人撮影 5-10万円・プロ依頼 10-30万円)の差は、数年分の集客効果で見ると大きく変わります。「初期コストを抑える」よりも「数年分の費用対効果」で判断するのが店舗オーナーの賢い選択です。

あなたの店への意味:機材選びは「自分でやるか・誰かに任せるか」の判断であり、最終的には「集客効果を最大化するために、何を投資するか」の判断です。撮影ポイント数・店舗の見栄えの重要度・自社の運用体制を踏まえて選んでください。

困ったら相談先の選び方

ストリートビュー撮影を「自分でやるかプロに依頼するか迷う・どこに依頼すればいいか分からない」と感じた場合の相談先を整理します。

相談先得意領域あなたが選ぶべきケース
家電量販店・カメラ店個人向け360°カメラの購入相談自分で撮影する選択を確定している場合
地域の写真スタジオスチール撮影と併せた撮影商品撮影・スタッフ撮影なども併せて依頼したい場合
Google ストリートビュー認定代理店(弊社のような)ストリートビュー撮影専門・公開までフル代行集客効果を最大化したい・複数フロアや多ポイント・難しい光環境がある場合

業者選びのポイントGoogle 認定代理店かどうかを必ず確認してください。認定代理店は Google が品質基準を満たしていることを認めた業者です。非認定の業者だと撮影品質や公開後のサポートに差が出ます。弊社は2015年からの認定代理店として公開支援事例553件があります。

よくある質問FAQ

Q

個人向け360°カメラ(Insta360 X5・THETA 等)でも Google ストリートビューに公開できますか?

A

はい、Google が定める撮影条件(解像度 7.5メガピクセル以上等)を満たす個人向け360°カメラであれば公開可能です。ただし画質はプロ機材(一眼レフ+魚眼レンズ)より明確に劣ります(§2 比較画像参照)。集客効果を最大化したい業種ではプロ依頼をおすすめします。

Q

プロ機材で撮影してもらうと、いくらくらいかかりますか?

A

撮影ポイント数や撮影プランによって変わりますが、弊社の場合は SMALL プラン(少ポイント数)で 30,000円〜となっています。詳細な料金プランは ストリートビュー撮影サービスページ をご覧ください。

Q

「CANON EOS Kiss」は入門機ですが、本当にプロ撮影で十分ですか?

A

はい。弊社は2015年の創業以来 CANON EOS Kiss シリーズを継続使用し(現行機材は2017年発売の X9)、公開支援事例553件があります。Google が定める撮影条件を満たし、軽量で三脚転倒リスクが低く、APS-C センサーで縫い代の無駄が少ないなど、ストリートビュー撮影に最適化された理由が複数あります(§6 参照)。

Q

機材は何年持ちますか? 同じ機材を使い続けても大丈夫?

A

カメラ・レンズ・パノラマヘッド・三脚は適切にメンテナンスすれば10年以上使えます。弊社も2015年の創業以来同じ Kiss シリーズを使い続けており、現行機材は2017年発売の X9 です。機材より重要なのはカメラマンの技量で、撮影現場ごとに最適な設定や撮影方法を判断できる経験値が、最終的な品質を決めます。

Q

撮影代行業者を始めたい場合、どんな機材を揃えるべき?

A

本記事§6 で紹介した機材一式(カメラ・魚眼レンズ・パノラマヘッド・三脚・レベリングユニット・遠隔スイッチ)が現実的な揃え方です。総額20-30万円程度。ただし機材だけでなくパノラマ結合の編集スキル・撮影現場の判断力も必須です。弊社では 認定パートナー応募 で実地研修も含めて受け入れています。

Q

個人撮影にするか、プロに依頼するか、自分では判断できません。

A

撮影ポイント数・店舗の業種・自社の運用体制をお知らせいただければ、弊社で個人撮影 vs プロ依頼の判断材料を無料でご案内します。「自分で撮った方が良いケース」とご回答することもあります。ストリートビュー撮影サービスページ からお気軽にご相談ください。

まとめ:機材選びで迷わない3つのチェック

ストリートビュー撮影機材を選ぶ際の3つのチェックポイントを整理します。

  1. あなたの店の業種を確認 — 飲食・ホテル・医療・美容など店舗の見栄えが集客に直結する業種なら、プロ依頼を強く推奨
  2. 撮影ポイント数を確認 — 3-5ポイント以下なら個人撮影も検討可・10ポイント以上ならプロ依頼が現実的
  3. 「数年使う集客資産」と捉えて費用対効果で判断 — 1回のコストでなく、3-5年の集客効果で判断

おもてなし.com の GBP/MEO 支援サービス

ストリートビュー撮影・GBP の整備を、自社で進めるのが難しい場合は、弊社の支援サービスをご検討ください。2015年1月創業以来11年・公開支援事例553件・Google Street View Summit に4回連続招待された業界最古参の実務家が、あなたの店の状況に合わせた最適解を提案します。

ストリートビュー撮影のご相談・お見積もり

撮影ポイント数・業種・用途をお知らせいただければ、個人撮影 vs プロ依頼の判断材料も含めて無料でご案内します。

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この記事を書いた人

友添 成隆

友添 成隆

日本のインターネット黎明期からITコンサルタントとして活動。ドメインレジストラ事業、レンタルサーバ事業、Web開発事業、企業向けグループウェア(ASP)事業、大手不動産企業のWeb開発など、インターネット産業の基盤構築フェーズを20年以上にわたり最前線で経験。

Googleが「Google マイビジネス」を発表(2014年6月)した半年後・2015年1月、そのIT/Web事業の集大成として株式会社おもてなしドットコムを創業し、Google ストリートビュー認定撮影パートナーとして登録。「Googleストリートビューは Googleビジネスプロフィール(旧マイビジネス)に登録するためのツール」という本質を最初から理解し、撮影だけでなくGBP/マイビジネス全体の運用支援を11年間一貫して提供してきた業界最古参のGoogleビジネスプロフィール/MEO/ストリートビュー実務家。

Google本社・日本法人と継続的に対話を重ね、Google Street View Summit に日本から数少ない招待者として全4回連続招待(2016アムステルダム・2017東京・2018シリコンバレー(Mountain View)・2019ロンドン)を受け、うち後の3回(東京・シリコンバレー・ロンドン)に現地参加。Google Places → Googleプレイス → Google マイビジネス → Googleビジネスプロフィール の全名称変遷と仕様変更をリアルタイムで把握しクライアントに伝えてきた稀少なポジション。累計閲覧 4億6千万回+・公開支援事例 553件・MEO対策サポートツール「おもてハブ」を自社開発・運営。