「2025年9月17日」に「公共の水井戸(public-water-well)」のカテゴリがGoogleビジネスプロフィールに追加されました。
※Googleの公式解説がないため、内容は著者の解釈に基づきます。
「公共の水井戸」カテゴリとは
「公共の水井戸(public-water-well)」とは、地域住民や旅行者など不特定多数の人々が自由に利用できる井戸・湧水施設・共同水場のことを指します。英語の「public water well」は「公共の」「水」「井戸」をそのまま組み合わせた言葉で、行政や地域コミュニティが管理・運営する水の供給施設を意味します。
日本では、古くから各地に「共同井戸」「湧き水スポット」「名水百選」に選ばれた湧水地、神社仏閣の境内にある手水舎(てみずや)、あるいは公園や広場に設置された公共の給水設備など、さまざまな形態の「公共の水場」が存在しています。これらは単なるインフラ施設にとどまらず、地域の歴史や文化と深く結びついた観光資源や地域コミュニティの核としての役割も担ってきました。
このカテゴリがGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)に追加されたことにより、これまで一般的なカテゴリでは表現しきれなかった「公共の水の場」を、より正確かつ検索に強い形でGoogleマップ・Google検索上に登録・表示することが可能になりました。たとえば、観光地の名水スポットや地域の歴史的な共同井戸を管理する自治体・観光協会・NPO団体などが、このカテゴリを活用することで、訪問者が地図検索から施設を見つけやすくなる効果が期待されます。
また、近年は「水活」「湧き水めぐり」「名水ハイキング」などのライフスタイルトレンドも広がっており、アウトドア愛好者や地元食材・地域文化に関心を持つ観光客が積極的に湧水地・共同井戸を訪れるケースが増えています。Googleマップ上でこのカテゴリが正確に設定されていれば、こうした需要を持つユーザーに直接アプローチできるようになります。
このカテゴリを設定すべき施設・業種
「公共の水井戸」カテゴリは、以下のような施設・団体・管理主体に適しています。それぞれの特徴を確認して、自施設に該当するかどうかを判断してください。
① 地域の共同井戸・歴史的井戸
江戸時代や明治時代から残る歴史的な共同井戸で、地域住民や観光客が見学・利用できるもの。自治体や地域保存会が管理しているケースが多く、観光スポットとしての側面も持ちます。
② 名水百選・湧水スポット
環境省が選定する「名水百選」や各都道府県・市区町村が認定する湧水地・清水(しみず)スポット。ハイキングコースの途中や山間部に位置するものも多く、Googleマップでの正確な位置情報が特に重要です。
③ 公園・広場内の公共給水施設
市区町村が管理する公園内に設置された飲料水提供用の井戸・湧水口。近年は「マイボトル持参」の推進とともに、こうした無料給水スポットの需要が高まっています。
④ 神社・寺院の御神水・霊水スポット
境内に湧き出る霊水や御神水として信仰を集める水場。参拝者が実際に飲用・持ち帰りできる場所として案内している施設が対象となります。
⑤ 農村・集落の共同水場
農村地域に残る伝統的な「水汲み場」や「洗い場」として現在も地域住民が利用している施設。地域おこし・農業体験ツアーの一環として外部に開放しているケースも含まれます。
⑥ アウトドア・キャンプ施設内の湧水・給水スポット
キャンプ場や登山口付近に設置・存在する天然湧水・公共給水ポイント。登山者・キャンパーが飲料水を補給する場所として機能しているものが該当します。
メインカテゴリに設定すべき?追加カテゴリに設定すべき?
Googleビジネスプロフィールでは、ビジネスの「メインカテゴリ(主カテゴリ)」と「追加カテゴリ(サブカテゴリ)」を設定することができます。メインカテゴリはその施設・ビジネスを最もよく表す1つのカテゴリで、Googleマップの検索結果やビジネス情報ページの見出し部分に表示される最重要項目です。
「公共の水井戸」カテゴリについては、以下の基準で判断することをおすすめします。
メインカテゴリとして設定すべきケース:
施設のメインの目的・用途が「公共の水の提供・利用」である場合。たとえば、名水スポット単独の観光地、地域の共同井戸施設、公共の給水スポットなど、「水井戸・湧水」そのものが施設の主役である場合はメインカテゴリに設定してください。
追加カテゴリとして設定すべきケース:
神社・寺院・公園・キャンプ場など、別の用途がメインであり、その付属施設として公共の水場が存在する場合は、追加カテゴリとして設定するのが適切です。メインカテゴリは施設本来の業種(例:神社、公園、キャンプ場)に設定し、「公共の水井戸」は追加カテゴリに加えましょう。
カテゴリ設定がGoogleマップ・Google検索に与える影響
Googleビジネスプロフィールのカテゴリ設定は、SEO(検索エンジン最適化)の観点から非常に重要な要素のひとつです。SEOとは、GoogleなどのWeb検索で自分の施設・ビジネスが上位に表示されやすくなるための取り組みのことです。
カテゴリを正しく設定することで、以下のような効果が期待できます。
① 関連キーワード検索でのヒット精度が向上する
「名水スポット 〇〇市」「湧き水 観光」「共同井戸 〇〇地区」などのキーワードでGoogleマップ・Google検索をおこなったユーザーに、施設情報が表示されやすくなります。適切なカテゴリが設定されていない場合、こうした検索でヒットしにくくなるため、潜在的な訪問者を取りこぼすリスクがあります。
② Googleマップ上での「スポット種別」アイコン表示に影響する
Googleマップでは、施設の種類ごとにアイコンが異なります。カテゴリを正しく設定することで、地図上に適切なアイコンで表示され、ユーザーがひと目で施設の種類を把握しやすくなります。
③ 観光・おでかけ系アプリとの連携精度が上がる
GoogleマップのデータはさまざまなアプリやWebサービスと連携しています。カテゴリが正確に設定されているほど、旅行・観光系サービスでの情報掲載精度も向上します。
④ 口コミ・写真投稿のモチベーションが高まる
Googleマップ上でカテゴリが正しく表示されることで、訪問したユーザーが口コミや写真を投稿しやすくなり、施設の信頼性・認知度向上につながります。口コミ件数・評価スコアはGoogleマップでの表示順位にも影響するため、長期的な集客効果が期待できます。
Googleビジネスプロフィールでのカテゴリ設定方法
以下の手順で設定できます。
- Googleビジネスプロフィールマネージャーにアクセスし、対象のビジネスを選択します。
- 「プロフィールを編集」をクリックします。
- 「ビジネスカテゴリ」の編集領域を開きます。
- メインカテゴリとして設定する場合はメインカテゴリ欄を、追加で設定する場合は「別のカテゴリを追加」から設定します。
- カテゴリ名を入力して該当カテゴリを選択し、保存します。
なお、カテゴリ名は日本語・英語どちらで入力しても候補が表示されます。「公共の水井戸」または「public water well」と入力して検索してみてください。候補一覧に表示されたら選択して保存すれば設定完了です。
カテゴリ設定後は、Googleマップ・Google検索での表示内容が更新されるまで数日かかる場合があります。設定後しばらく経ってから、実際の検索結果を確認してみましょう。
まとめ
今回は、2025年9月17日にGoogleビジネスプロフィール(Googleマイビジネス)に新たに追加された「公共の水井戸(public-water-well)」カテゴリについて解説しました。
このカテゴリは、歴史的な共同井戸・名水百選の湧水スポット・公園内の給水施設・神社の御神水・農村の共同水場・アウトドア施設の湧水ポイントなど、幅広い「公共の水の場」に対応しています。施設のメインの目的が水の提供・利用であればメインカテゴリに、神社や公園など別の用途がメインであれば追加カテゴリとして設定するのが適切です。
正確なカテゴリ設定は、Googleマップや検索結果でのヒット精度向上・アイコン表示の最適化・口コミ促進など、施設の集客・認知度向上に直接つながります。まだカテゴリを設定していない施設・団体の担当者は、ぜひこの機会に設定を見直してみてください。
Googleビジネスプロフィールの設定に不安がある方や、プロにカテゴリ設定を任せたいとお考えの方は、ぜひ弊社までお気軽にご相談ください。GBP設定の最適化から、Googleマップのストリートビュー撮影・掲載サービスまで、まとめてサポートいたします。
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