ストリートビュー撮影の料金・費用相場 完全ガイド【2026年版】|業種別費用感・見積もり時の確認ポイント・ROI試算

監修:友添 成隆(株式会社おもてなしドットコム代表取締役・Google Street View Summit 全4回招待(2016-2019/現地参加3回)/うち現地参加3回)。Google認定11年・公開支援事例553件の実務知見をもとに、ストリートビュー撮影の料金相場と見積もり時のチェックポイントを整理しました。

この記事の要点(3分で結論)

  • ストリートビュー撮影の費用相場は1ポイントあたり3,000〜10,000円。一般的な店内施設は30,000〜100,000円台のレンジに収まります。
  • 料金差が出る要因は「撮影方式」「機材」「公開期限」「修正対応」「実績」「サポート範囲」の6つ。安さだけで選ぶと再撮影や非公開リスクが発生します。
  • 飲食・ホテル・歯科・クリニック・ジム・介護・保育・学校・公共施設で目安レンジが異なり、本記事の業種別費用感マトリクスでご確認いただけます。

1. ストリートビュー撮影の料金相場【2026年最新】

Googleストリートビュー(インドアビュー)の撮影料金は、「撮影ポイント数 × 1ポイント単価」で決まる従量制が基本です。1ポイントあたり3,000〜10,000円、撮影会社や機材グレードによって価格レンジに幅があります。

一般的な店内施設(飲食店・クリニック・ジム等)であれば、店舗の広さに応じて10〜30ポイント程度の撮影で30,000〜100,000円台。広い施設(介護施設・学校・ホテル)では50〜100ポイントを超え、20〜50万円規模になることも珍しくありません。

規模撮影ポイント数の目安料金レンジ該当する施設例
小規模5〜10ポイント15,000〜70,000円個人店・小規模クリニック・小型サロン
標準10〜30ポイント30,000〜180,000円歯科医院・飲食店・ジム・小規模ホテル
中規模30〜50ポイント90,000〜350,000円介護施設・中規模ホテル・複合店舗
大規模50〜100ポイント以上200,000〜800,000円学校・大型ホテル・公共施設・商業施設

※ 上記は業界全体の目安レンジ。撮影会社や機材グレード・追加サービス(出張費・編集の細やかさ・サポート期間)で変動します。

2. なぜ料金にバラつきがあるのか — 6つの要因

同じ「ストリートビュー撮影」と言っても、見積もりを取ると3倍以上の価格差が出ることがあります。これは安い・高いの単純な話ではなく、サービス内容そのものが違うためです。料金差を生む6つの要因を整理します。

要因① 撮影方式 — 一眼レフ+魚眼レンズ vs 個人向け360度カメラ

プロの撮影現場では、一眼レフカメラに魚眼レンズを装着し、複数枚の写真をステッチング(合成)して1ポイントを構成する方式が主流です。一方、個人向け360度カメラ(Insta360・THETA等)は1ショットで全方位撮影できるため簡便ですが、解像度・露出制御・後処理の精度で差が出ます。

料金差: ステッチ方式の方が機材コスト・撮影時間・編集工数とも大きく、結果として単価が高い傾向があります。個人向けカメラ運用なら1ポイント1,000〜3,000円台もあり得ますが、Googleマップ上での見栄え・画質・ぼかし精度には差が出ます。

要因② 撮影会社の認定資格・実績

Googleの認定パートナー資格を持つ撮影会社と、無資格の撮影代行業者では、価格・品質・サポートが大きく違います。認定パートナーは Googleの基準に沿った撮影品質・公開フローの保証があり、「公開されない」「即時非公開化される」リスクが極めて低い反面、料金は中〜高レンジになります。

要因③ 公開期限の保証

撮影してから Googleマップ上に公開されるまで、業界平均で2〜4週間。早い会社では7営業日、遅い会社では1ヶ月以上かかります。公開期限を契約に明記している会社と、納品が曖昧な会社では、料金以上の信頼差があります。

要因④ ぼかし対応の柔軟性

業界標準のぼかし対応は「人物の顔・車のナンバー」のみ。一方、店舗側の希望で「特定の場所・パーティション越しの個室・特定の機材」までぼかし対応する会社もあり、こちらは追加料金が発生するか、もしくは標準サービスに含まれる会社もあります。

要因⑤ 修正対応の範囲

撮影後の修正依頼(追加ぼかし・差し替え撮影等)について、業界では「撮り直しは通常行わない」のが原則です。ぼかし追加・画像差し替えに対応する会社、追加料金で再撮影する会社、一切対応しない会社で差が出ます。事前の撮影ポイント設計をどれだけ綿密に行うかが、修正発生率を左右します。

要因⑥ サポート範囲(撮影単発 vs 運用サポート込み)

「撮影だけ」のサービスと、「Googleビジネスプロフィール(GBP)整備+撮影+公開後サポート」までを含むサービスでは、当然料金が違います。撮影しても GBP の基本情報が整っていないと、ストリートビューが本来の集客効果を発揮できません。後者の方が初期費用は高くても、CV(来店)への投資対効果は大きくなります。

3. 主要プラン3パターンの相場

業界全体で、ストリートビュー撮影サービスは概ね以下の3パターンに分類されます。価格帯と提供範囲を比較します。

プラン価格帯含まれる主要サービス向いている店舗・施設
シンプル撮影プラン30,000〜70,000円5〜10ポイント撮影 / 標準ぼかし / Googleマップ公開個人店・小規模クリニック・最初の1店舗試験導入
標準プラン50,000〜180,000円10〜30ポイント / 撮影ポイント設計サポート / 標準ぼかし+追加ぼかし対応 / GBP公開ガイダンス歯科医院・飲食店・ジム・サロン・ホテル等の主要業種
プレミアム / 中〜大規模プラン180,000〜800,000円30〜100ポイント以上 / 撮影設計コンサルティング / GBP最適化+運用サポート / 公開後アフターサポート介護施設・学校・大規模ホテル・公共施設・多店舗チェーン

4. 業種別の費用感マトリクス

業種ごとに、店舗の広さ・撮影ポイント数の目安・典型的な費用レンジが異なります。9業種別の目安を整理します。

業種典型的な広さ撮影ポイント目安費用レンジ業種特有のポイント
歯科医院50〜200㎡10〜20ポイント30,000〜120,000円診察室・カウンセリングルームの清潔感が重要
クリニック・病院100〜500㎡15〜40ポイント45,000〜240,000円受付・待合室・診察室の動線可視化が中心
介護施設500〜2,000㎡40〜100ポイント120,000〜600,000円居室・共有スペース・浴室など細かいぼかし対応必要
保育園・幼稚園200〜800㎡20〜50ポイント60,000〜300,000円園児のプライバシーぼかし対応が必須
ジム・フィットネス200〜1,000㎡15〜40ポイント45,000〜240,000円マシンエリア・スタジオ・更衣室前の見せ方が鍵
飲食店30〜200㎡8〜20ポイント24,000〜120,000円客席・カウンター・個室の雰囲気訴求が中心
ホテル・旅館500〜5,000㎡40〜150ポイント120,000〜900,000円客室・大浴場・ロビーで世界観を統一して伝える
学校1,000〜10,000㎡50〜200ポイント150,000〜1,200,000円キャンパス・教室・部活施設・特別教室まで網羅
公共施設500〜10,000㎡30〜200ポイント90,000〜1,200,000円展示エリア・利用フローを市民に伝える視点

※ 上記は業界全体の目安レンジ。撮影会社・撮影方式・追加サービス内容で変動します。各業種別の詳細は業種別ストリートビュー撮影プランもご参照ください。

5. 料金以外に確認すべき5項目

料金が安くても、以下5項目で問題があると、再撮影・公開遅延・効果不発などのトラブルにつながります。見積もり時に必ず確認しておきましょう。

見積もり時の必須確認5項目

  1. 撮影会社の認定資格・実績(Google認定パートナーか / 公開実績件数)
  2. 公開期限の明記(撮影日から何営業日で公開か / 遅延時の取り決め)
  3. ぼかし対応の範囲(顔・ナンバー以外の追加ぼかしは可能か / 追加料金)
  4. 修正対応の範囲(撮影後のぼかし追加・差し替えは何回まで無料か)
  5. サポート範囲(撮影単発か、GBP整備・公開後サポートまで含むか)

6. 失敗しない見積もり依頼チェックリスト

複数社から相見積もりを取る際、撮影会社にお伝えする情報を整理しておくと、各社の見積もり精度が上がり、比較しやすくなります。

伝えるべき情報
店舗・施設の所在地東京都渋谷区〇〇1-2-3 / 京都府京都市〇〇区
業種・施設の種類歯科医院 / 飲食店 / 介護施設 等
店舗・施設の広さ延床面積 80㎡ / 200㎡ / 1,000㎡ 等
撮影希望範囲店内全体 / 客席のみ / 個室含む / 屋外含む 等
営業時間外撮影の可否休業日対応希望 / 営業時間内可 等
追加ぼかしの希望パーティション・特定機材・特定エリアにぼかし 等
希望する公開時期「○月○日までに公開希望」など
関連サービスの希望GBP最適化 / 写真撮影 / 360view 等

7. ROI試算 — いつまでに回収できる?

ストリートビュー撮影の費用は、Googleマップ経由の新規来店数増加によって回収する設計が一般的です。Google公式調査によれば、完全プロフィール(写真・SVを含む)の店舗は来店率が+70%、写真付きビジネスは道順検索が+42%と報告されています。

業種SV導入による新規客増加(業種平均uplift)客単価例追加月商標準プラン費用回収目安
歯科医院+30%(月10名増)15,000円+150,000円/月100,000円1ヶ月以内
飲食店+40%(月20名増)3,500円+70,000円/月80,000円2ヶ月以内
ジム+30%(月5名増)10,000円+50,000円/月100,000円2〜3ヶ月
ホテル+40%(月15名増)15,000円+225,000円/月200,000円1ヶ月以内
介護施設+20%(月3名見学増)見学率向上に寄与250,000円長期効果型

※ 各業種LPのROIシミュレータで、自店の客数・客単価から具体的に試算できます。出典: Google Business Profile Help / Think with Google(完全プロフィール統計および写真付きビジネスの統計)。

8. よくあるご質問

Q

1ポイントとは何を指しますか?

A

ストリートビューの「1ポイント」とは、撮影地点1箇所のことです。例えば店内を歩きながら回遊できるようにするには、入口・客席・カウンター・トイレ前など、目印になる地点を5〜30箇所撮影し、それらをマップ上で連結します。

Q

追加料金が発生するのはどんな時ですか?

A

離島・遠隔地への出張交通費、営業時間外撮影での割増、追加ぼかし対応(標準範囲外)、撮影後の差し替え撮影などで発生する場合があります。事前見積もりで必ず確認することをおすすめします。

Q

個人向け360度カメラで自分で撮影する選択肢もありますか?

A

はい、Insta360・THETA等の個人向け360度カメラで自分で撮影する選択肢もあります。ただし、撮影品質(露出制御・解像度・ステッチ精度)、編集(ぼかし対応)、公開フロー(Googleマップへの連結・順番設定)まで含めた完成度では、プロ撮影の方が圧倒的に有利です。詳細はプロ機材 vs 個人カメラ完全比較ガイドをご参照ください。

Q

撮影後の修正・撮り直しは可能ですか?

A

業界標準として「撮り直しは通常行わない」のが原則です。事前に綿密な撮影ポイント設計を行うことで再撮影リスクを最小化します。ぼかし追加など軽微な修正は会社により対応可否・追加料金が異なるため、見積もり時に確認しましょう。

Q

営業中に撮影してもらえますか?

A

営業時間内撮影は可能ですが、人物のぼかし対応が必要なほか、お客様にご協力をお願いする場面もあります。可能であれば休業日や営業時間外の撮影を推奨します(ただし時間外割増が発生する場合あり)。

Q

多店舗で導入する場合、まとめて発注すると割引はありますか?

A

多くの撮影会社で、複数店舗一括発注の場合は割引対応があります。弊社の場合は、3店舗以上の同時発注で多店舗管理ツール「おもてハブと組み合わせたパッケージプランをご提案できます。

Q

料金が極端に安い業者は信頼できますか?

A

1ポイント1,000円未満など、業界相場から大きく外れた料金設定の業者には注意が必要です。撮影品質・公開保証・サポート対応のいずれかが不十分な可能性があります。詳細は悪質MEO業者の見分け方もご参照ください。

9. まとめ — 弊社プランのご紹介

株式会社おもてなしドットコムは、2015年1月の創業以来11年、Google認定パートナーとしてストリートビュー撮影に携わってきました。Google Street View Summit に全4回招待(2016アムステルダム・2017東京・2018シリコンバレー・2019ロンドン/うち現地参加3回)、累計閲覧 4億6千万回以上、公開支援事例 553件の実績があります。

弊社の標準プランはSMALL(11ポイント / 33,000円〜・税込)/ MEDIUM(22ポイント / 44,000円〜・税込)/ LARGE(33ポイント以上・要見積もり)の3階層。撮影ポイント案の無料設計から始まり、撮影〜公開までを一貫サポートします。最短7営業日での公開も可能です。

無料お見積もり・撮影ポイント設計を承ります
業種・所在地・店舗の広さをお聞かせいただければ、最適なプランと料金をご提案します。

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この記事を書いた人

友添 成隆

友添 成隆

日本のインターネット黎明期からITコンサルタントとして活動。ドメインレジストラ事業、レンタルサーバ事業、Web開発事業、企業向けグループウェア(ASP)事業、大手不動産企業のWeb開発など、インターネット産業の基盤構築フェーズを20年以上にわたり最前線で経験。

Googleが「Google マイビジネス」を発表(2014年6月)した半年後・2015年1月、そのIT/Web事業の集大成として株式会社おもてなしドットコムを創業し、Google ストリートビュー認定撮影パートナーとして登録。「Googleストリートビューは Googleビジネスプロフィール(旧マイビジネス)に登録するためのツール」という本質を最初から理解し、撮影だけでなくGBP/マイビジネス全体の運用支援を11年間一貫して提供してきた業界最古参のGoogleビジネスプロフィール/MEO/ストリートビュー実務家。

Google本社・日本法人と継続的に対話を重ね、Google Street View Summit に日本から数少ない招待者として全4回連続招待(2016アムステルダム・2017東京・2018シリコンバレー(Mountain View)・2019ロンドン)を受け、うち後の3回(東京・シリコンバレー・ロンドン)に現地参加。Google Places → Googleプレイス → Google マイビジネス → Googleビジネスプロフィール の全名称変遷と仕様変更をリアルタイムで把握しクライアントに伝えてきた稀少なポジション。累計閲覧 4億6千万回+・公開支援事例 553件・MEO対策サポートツール「おもてハブ」を自社開発・運営。