iOS版Googleマップアプリがついにストリートビューのマルチレベルビュー表示に対応

6月2日リリースされたバージョンアップ版iOS版Googleマップアプリで大きな変化がありました。

大きな変化とは、長年Android版アプリのみしか対応していなかった、Googleストリートビューのマルチレベルビュー表示に対応したことです。

昔はAndroid版だけではなくiOS版でも、Googleストリートビューのマルチレベルビュー表示に対応していたのです。

しかし数年前から突如iOS版のみマルチレベルビュー表示に非対応になりました。

そのためマルチレベルビュー表示用に公開したストリートビューでも、iOSユーザーはその機能を利用出来ない状態が長年続いたいました。

マルチレベルビュー表示とは

マルチレベルビュー表示とは、掲載するマイビジネス施設が学校や宿泊施設等の広い施設であったり、ビルの複数フロアにわたる場合、すべてのフロアの導線を直接繋げて撮影する事が難しいため、フロア毎に撮影を分けて撮影し、そのフロア毎にフロア名のボタンを設置する事で画面のボタンを表示することで、フロア間を移動できるストリートビュー掲載時の手法の一つです。

iOS版のGoogleマップアプリは、ここ数年この機能を利用出来ない状況が続いていました。

日本国内で大きなシェアをもつappleのiPhoneやiPadを所有するモバイルユーザーの環境では、せっかくマルチレベルビューに対応するように撮影したストリートビューが、とても見にくい状況でストリートビューを見ないといけない状況が続いていました。

一見、Googleの提供するサービスであるため、競合するAppleに対してGoogle側が、その機能を提供していないかのように言われている噂もありました。
真相はわかりませんが、この機能制限に関しては、Google側が制限をかけているというよりは、Apple側がなんらかの理由で対応しようとしてなかったようです。

今回のiOS版GoogleマップアプリにおいてもGoogleマップのバージョン5.45の解説には

Googleマップをご利用いただきありがとうございます。このりりーすではバグが修正され、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の対策期間中に役立つ新機能が追加されました。

とだけ解説されています。

なぜここに来て急に対応されたのか真相はわかりませんが、iOSユーザーにとってようやく使いやすくなったことはとても喜ばしいことです。