Google ストリートビュー撮影方法

Google ビジネスプロフィールに掲載するストリートビューは360°パノラマカメラをお持ちでしたら個人でも撮影して掲載する事が可能です。
弊社では個人が360°カメラで撮影し簡単に掲載する方式では無く、Google ストリートビュー認定代理店制度時代から続くGoogleが定めた撮影ルールに基づいた撮影方法でプロ用機材で撮影し、編集作業を行ったうえで高品質なパノラマ写真をストリートビューに公開をさせて頂いております。

ストリートビュー撮影の機材

室内版Google ストリートビュー撮影において我々の様なプロが撮影する機材は、魚眼レンズをつけた一眼レフカメラを360°方向撮影専用に作られたパノラマヘッドに取り付けて三脚上にセットし、カメラに振動が伝わらない様にレリースをつけて撮影します。

高解像度ストリートビュー撮影用カメラ

Googleストリートビュー撮影用のカメラはGoogleからはストリートビュー代理店制度の開始当時は一眼レフ入門機のCanon EOS Kiss X9が推奨されていました。理由は後に述べるGoogleストリートビュー撮影用レンズがAPS-C用であるためである事が前提になります。
「そんな一眼レフ入門機で大丈夫?」と思われた方も多いと思いますが、X9を推奨する理由は

  • 理由1:カメラ本体が小さくて軽い

Googleストリートビューを撮影する際に三脚の上にパノラマヘッドを取り付けてその上にカメラをのせて90度ずつ回しながら4方向を撮影します。
その際に三脚の足の部分が写り込まない様に三脚の足は通常の写真撮影に比べてかなり小さなトライアングルになるように開きます。
その為かなり不安定な状態で撮影する事になりますのでプロ用の大型のカメラではぐらついてしまったり酷い場合は倒してしまう事も考えられます。
よって出来るだけ軽いカメラで有る事が優位になります。

  • 理由2:無駄になるデータ部分が少ない

フルサイズカメラで撮影したデータは4方向繋げる際に重なり合う部分が多く、いわゆる「けられる」データ部分が多いためせっかくフルサイズで撮影してもパノラマデータに仕上げたデータサイズは解像度の高いものにはなりません。
よってAPS-Cのカメラで十分綺麗に撮影する事が出来ます。

もちろん一眼レフ入門機よりも解像度の高い70D、80D、90Dなどの機種の方が高解像である事や撮影機能などで便利な機能が多いためストリートビュー撮影のプロはこれらの上位機種を使い人も多く存在します。

Googleストリートビュー撮影用レンズ

SIGMA社の8mm F3.5 EX DG CIRCULAR FISHEYE

ストリートビュー撮影には幾つかのGoogleが認定している魚眼カメラレンズが有ります。
その中で最も手頃な価格で多く利用されているのが

SIGMA社の8mm F3.5 EX DG CIRCULAR FISHEYE

ご購入の際には「キャノン用」「シグマ用」「ニコン用」の3種類が有りますのでお持ちのカメラメーカーにあった物を選んで下さい。

既にSIGMA社の8mm F3.5 EX DG CIRCULAR FISHEYEは生産中止のため購入する場合は中古品を購入する必要があります。

流通在庫もいつ無くなるかわかりませんので、ストリートビュー撮影用にこのレンズを手に入れたい方は早めの購入をお奨め致します。

EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM

フルサイズカメラでキャノンをお使いの方はこのEF8-15mm F4L フィッシュアイ USMがオススメです。

もちろんGoogle公認モデルです。

Googleストリートビュー撮影用パノラマヘッド

ストリートビュー撮影で利用できるGoogle認定のパノラマヘッドは何種類か有りますが、弊社ではGoogleストリートビュー撮影に特化した「Nodal Ninja R20」をおすすめしています。

「Nodal Ninja R20」はRシリーズの中でも、Googleストリートビューの撮影に特化したパノラマヘッドです。

Googleストリートビュー撮影用雲台

ストリートビュー撮影では撮影ポイントを移動しながら速やかにカメラの水平出しを行う為に三脚に取り付けるボール雲台が必須となります。
ボール雲台はカメラを360°回転させた際に魚眼レンズに映り込まない様にできる限り直径の小さいタイプを選ぶ必要が有ります。但し、カメラの重量に耐えられずぐらつくような物であってはいけません
弊社ではmanfrotto社の494RC2をお勧めしております。

ストリートビューの撮影方法とポイント

ストリートビュー撮影では、撮影位置を撮影ポイントと呼び、撮影ポイント数で料金が変わります。
撮影ポイントに三脚を設置し、カメラを90°ずつ4方向に回しながら撮影します。
1方向につき丁度良い明るさ以外に「暗い部分」と「明るい部分」がそれぞれ綺麗に写るように3段階の明るさで3枚撮影します。(窓の外から強烈に日が差し込むような場合、3段階で撮影しても限度を超えてしまい窓の外が白飛びする事がございます。)
4方向明るさを変えた3枚の写真を撮影しますので、1ポイントで12枚の撮影を行います。

ストリートビュー撮影ルール

ストリートビュー撮影はインドアビューと呼ばれていた頃からのGoogleが定めたルールがあります。
現在は撮影ルールは緩和されていますが、ストリートビューに掲載するための撮影を行うのであればGoogleの設計思想にあったストリートビュー撮影ルールをできる限り守って撮影することをお勧めしております。

基本ルール

  • ポイントとポイントの間隔は3フィート(1メートル)から10フィート(3メートル)で撮影する事を推奨
  • ポイントとポイントの間に障害物をはさまない
  • 部屋内部のドアをまたぐ際はドアの前後1mのポイントで撮影する(推奨)
  • 撮影ポイントのベースとして店舗の入口から3m手前、1m手前、1m奥の撮影(推奨)
  • 人の顔と車のナンバープレートは原則ぼかし処理を行う。(見せたくないものがある場合は布で覆うなどの撮影前準備をお願い致します。)

その他ストリートビュー撮影ルールについて詳しく知りたい方はGoogle ストリートビュー撮影ルールをご覧ください

ストリートビュー撮影の編集と公開

撮影した写真をカメラマンが持ち帰り、12枚セットの写真を専用ソフトを使って1枚のパノラマ写真に仕上げます。
パノラマ写真が完成したら、人の顔や車のナンバープレートが写り込んでいる箇所にぼかし処理を施します。
ストリートビュー上でポイント毎を移動できるようにポイント間の接続処理を専用ソフトで行ったのちにGoogleストリートビューに公開いたします。
撮影後公開までに約1週間のお時間を頂いておりますが、、撮影ポイント数の多い場合や、その他の事情で2週間程掲載に時間がかかる場合もございます。

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