Googleストリートビュー撮影費用を軽減する方法-マルチレベルモード

ここでは、Googleストリートビューの、撮影費用を軽減できる撮影モード「マルチレベル(エレベーター)モード」についてご紹介します。また、マルチレベルモードには、撮影費用軽減だけでなく、様々なメリットがあります。それらについてもこちらでご紹介します。

撮影ポイント数が少なくなるマルチレベルモードは、弊社のような撮影ポイント数が料金に比例する料金体系では、売上の減少になります。しかし弊社では、マルチレベルモードが導入できる環境であれば、積極的にビジネスオーナーへその導入を提案しています。それは、マルチレベルモードが、ビジネスオーナーだけでなく、それを閲覧する見込み客にとっても、有用だからにほかありません。

マルチレベルモード撮影を検討するケース

不必要な撮影ポイントが増えてしまうケース

通常のストリートビュー撮影では、実際に店内を歩いている雰囲気を体験してもらえるように、前後の撮影ポイントが見える位置に、撮影ポイントを設置します。例えば、異なるフロアへ踊り場のある階段で移動する場合、踊り場で折り返すようにポイントを設置することになります。

しかし、このルールを厳密に適用すると、撮影ポイント数が増加し、それに伴い撮影料金も高額になってしまうことがあります。また、個室や施設などが多くある場合や、離れたエリアを撮影したい場合では、曲がり角や移動経路の途中で、前後の見通しを確保するための撮影ポイントを設けざるを得ないケースも発生します。これらのような「移動経路をつなぐためだけの撮影ポイント」が増えれば、撮影費用も増えることになります。

撮影ポイント数が多く、移動に手間がかかるケース

通常のストリートビューは、画面に表示される矢印(>)をクリック(タップ)して移動しますが、この方法で移動できるのは、一つ次の(一つ前の)ポイントだけになります。そのため、撮影ポイント数が多い店舗や施設では、移動に多くの手間が(時間が)必要になってしまいます。その結果、移動に疲れた閲覧者が、十分に店舗内・施設内を経験する前に、ストリートビューから離脱してしまう恐れもあります。

撮影ポイントに名称をつけたい・特定の場所を紹介したいケース

さらに、通常のストリートビューでは、撮影ポイントに「名前」を付けることができないため、閲覧者は「自分が今、店内のどこにいるのか?」が分かり難くなるケースがあります。ビジネスオーナー側としても、ストリートビューを閲覧しているユーザーに対し、PRしたい場所や施設を紹介したい、誘導したい、といった要望をお持ちの方も少なくありません。

マルチレベルモード(エレベーターモード)とは?

マルチレベルモードのボタンは、画面の右端(パソコン)、または左端(スマートフォン)に表示されます。移動したいフロアのボタンををクリック(タップ)するだけで、そのフロアへジャンプします。

移動方法は、画面に表示される矢印(>)をクリック(タップ)する通常のストリートビューと異なり、画面端に表示されるボタンをクリック(タップ)することで、指定のフロアが表示されます。

マルチレベルの表示
【複合型 有料老人ホーム】 Les芦屋様

マルチレベルモードのボタンは、画面の右端(パソコン)、または左端(スマートフォン)に表示されます。移動したいフロアをクリック(タップ)するだけで、そのフロアへジャンプします。

マルチレベルモードのメリット

撮影費用を軽減することができます。

マルチレベルモードの最大の特徴は、「異なるフロア(やエリア)へ、撮影ポイントを経由せずに移動できる機能」です。階段の踊り場や、曲がり角、撮影ポイント間の距離を埋めるだけ、といった、「移動経路をつなぐためだけの撮影ポイント」を省略できるため、撮影現場の状況によっては、撮影ポイント数を大きく削減することが可能になり、撮影料金も大幅に下げることが可能です。

移動時間と手間を軽減し、閲覧者の離脱を減少させます。

「移動経路をつなぐためだけの撮影ポイント」を減らすことは、ストリートビューを閲覧する見込み客が、ツアーから離脱することを減少させる効果もあります。通常のストリートビューでの移動では、矢印(>)のクリック(タップ)を繰り返す必要があり、この繰り返し作業にストレスを感じる見込み客の中には、ストリートビューから離脱してしまう方もいるかもしれません。それに比べて、撮影ポイントが少なくなるマルチレベルモードを導入しているストリートビューでは、見込み客は効率よく短時間で店内を移動できます。その結果、見込み客のストレスが軽減され、ストリートビューからの離脱も少なくなります。

フロアやエリアに名称を付けることができます。

フロアやエリアに名称(2階、4F、個室、VIP、など)を付けることができます。名称を付けることで、閲覧者は不必要なポイントを経由することなく、関心のあるフロアやエリアへ、迅速に移動することができます。またビジネスオーナーにとっても、閲覧者へPRしたい(見て欲しい)場所をエリアに設定することで、その場所へ閲覧者を誘導できるメリットがあります。

通常のストリートビューと併用できます。

ボタンによるジャンプ移動が可能なマルチレベルモードと、矢印(>)をクリック(タップ)して1ポイントずつ移動する通常のストリートビューは、併用することができます。店舗内・施設内のツアーを気の向くままに体験できる通常のストリートビューと、費用軽減や効率的な移動を可能にするマルチレベルモードを組み合わせることで、ビジネスオーナー、見込み客双方にメリットがあるパノラマツアーを実現できます。

特別な費用は不要です。

弊社では、マルチエリアモード導入について、特別な作業・設定費用はいただきません。通常の撮影料金のみで導入していただけますし、ランニングコストも不要です。

マルチレベルモード導入事例

弊社では、マルチレベルモード導入を、積極的に推奨しています。以下にいくつかの事例をご紹介します。

甲南医療センター マルチレベルモード例
甲南医療センター様

総合病院での事例

多数の診療科を擁する総合病院では、来院検討者が目的の診療科を効率よく見つけられるマルチレベルモード導入が最適です。通常の移動方法と併用することで、院内ツアーも体験していただけます。

スプラウトレンタルスタジオ関テレ前店 マルチレベルモード例
スプラウトレンタルスタジオ関テレ前店様

ダンススタジオでの事例

様々なタイプのスタジオがある場合、見込み客が素早くスタジオの情報へアクセスできることが重要です。また、フロアや部屋への移動ポイントを無くすことで、撮影費用軽減にもつながります。

南草津だいき歯科 マルチレベルモード例
南草津だいき歯科・矯正歯科様

歯科クリニックでの事例

ストリートビューとマルチレベルモードを併用することで、必要な施設PRと費用軽減を両立できます。この事例では「CT(CT室)」や「駐車場」へ移動するため「だけ」の撮影ポイントが不要になりました。

マルチレベルモード撮影のルール

ストリートビューに付加価値を与えるマルチレベルモードですが、その利用にはいくつかのルールがあります。

  • 全ての撮影ポイントは、いずれかのレベル(エリア)に属している必要があります。また、一つのポイントが複数のエリアに属することも許されません。
  • レベル名は、自由に命名することができますが、「全角2文字」「半角英数3文字」以内という制限があります。なお、半角カナも使用できますが、その場合、ボタン表示がずれる(2段になる)場合がありますので、お薦めいたしません。
  • 1つのストリートビュー内では、同じレベル名をつけることができません。

道路上のストリートビューとの接続について

Googleが自動車から撮影した、道路上のストリートビューの撮影ポイントと、弊社のような業者が撮影した室内版ストリートビューの撮影ポイントが、接続できるケースがあります。

これは、ストリートビューが「インドアビュー」の名称であった時期に撮影されたもので、当時は両ポイント間の距離が遠すぎず、間に障害物がない場合であれば、弊社のような業者側で接続設定ができた名残りです。しかし2017年4月にストリートビューのシステムが変更されたことで、以降この接続を恣意的に業者が設定することは出来なくなりました。

また他にも、Googleが自動でポイントを接続しているケースの可能性があります。しかし、Googleは「接続される可能性が高くなる」としていますが、その具体的な条件を公表していません。

以上の状況から、外観撮影時に設置した室内版ストリートビューの撮影ポイントが、偶然Googleが撮影した道路上のストリートビューと接続される可能性はありますが、現在弊社としては、両ポイントの接続をお約束していません。

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