ストリートビュー撮影の流れと事前準備チェックリスト|お問い合わせから公開までの6ステップ

Googleストリートビュー(屋内版・インドアビュー)の撮影をご検討中のみなさまから、よくいただくご質問が「撮影を依頼する前に何を準備すればいいですか?」というものです。

この記事では、お問い合わせから公開完了までの全体の流れ・撮影前日までにご準備いただく3つの項目・撮影当日の流れ・公開までのリードタイムを整理してご案内します。11年以上・全国550件超の撮影実績から見えてきた「撮影がスムーズに進み、仕上がりが良くなるための準備のコツ」をまとめています。

お問い合わせから公開までの6ステップ

まずは全体像をつかんでいただくため、ストリートビュー撮影の依頼から公開までの流れを6ステップでご案内します。

ステップ1. お問い合わせ・撮影ポイント案の作成(無料)

お問い合わせフォーム・メール・お電話のいずれかでご連絡ください。弊社から撮影ポイント案(どこを何ポイント撮影するか)とお見積りを無料でご提案します。メール・電話でのご相談は回数制限なく承ります。

ステップ2. 撮影日の決定と事前準備のご案内

プラン・料金・撮影ポイントにご同意いただいたら、撮影希望日を調整します。あわせて、前日までに整えていただく準備事項(後述)をご案内します。お支払いは原則前払いで、撮影前に銀行振込にてお願いしております。

ステップ3. 撮影当日(約1〜4時間)

Google認定フォトグラファーが現地を訪問し、一眼レフ+魚眼レンズで撮影を実施します。お客様にはご立ち会いをお願いしますが、撮影ポイントの位置決め以外、基本的に見守りで結構です。

ステップ4. 編集・ぼかし処理(弊社社内作業)

撮影画像をステッチ(繋ぎ合わせ)・色補正し、人物の顔や車両ナンバーなどプライバシーに関わる情報にぼかし処理を施します。

ステップ5. 公開前の確認

仕上がりを確認用URLでお客様にお見せし、問題がなければ公開へ進みます。追加のぼかしが必要な箇所などがあれば、この段階でお知らせください。

ステップ6. Googleマップへ公開・完了連絡

Googleビジネスプロフィールに紐付けて公開します。公開後、完了のご連絡を差し上げて業務完了です。弊社の自社目標は撮影完了後7営業日以内の公開作業完了です。

発注前にご準備いただく3項目

撮影当日、仕上がりの品質を左右する最大の要因は、実はご依頼主様側での事前準備です。11年の撮影実績の中で、準備が整っているお客様ほど「撮影がスムーズで、仕上がりも美しい」傾向があります。

特に以下の3点を撮影前日までにお願いしています。

① 店内の片付け・清掃(特に撮影ポイント周辺)

ストリートビューの撮影は360度全周を一度に写す特性上、スタッフルーム側・バックヤード側・スタッフのロッカーやカバンなど、普段の営業時はお客様から見えない部分も全て写り込みます

  • 撮影ポイント周辺の床の掃除・ゴミの撤去
  • カウンター上の書類・電卓・マグカップ等の整理
  • バックヤード・スタッフルームが写り込む位置への目隠し設置(必要に応じて)
  • 営業用POP・ポスター等の見せ方の最終確認
  • 商品陳列の整頓(販売店の場合)

特に見落としがちなのが「片付け不足による撮影時間の延長」です。当日に慌てて片付けようとすると、撮影範囲がズレたり、ポイント数あたりの撮影時間が長引いたりします。前日までに「お客様目線で見られても恥ずかしくない状態」に整えていただくことが、高品質仕上がりへの近道です。

② 照明の確認と点灯

屋内撮影で仕上がりに最も影響するのが照明環境です。撮影当日、店舗の照明は以下の状態にしていただきます。

  • 全ての照明を点灯(通常営業時と同じ状態)
  • 間接照明・スポットライト等がある場合も全点灯
  • 切れている電球がないか事前確認
  • 窓から逆光が強すぎる場合はレースカーテン等で調整できるよう準備
  • 客席の照度を変えられる場合は、「お客様にもっとも印象が良い状態」に設定

撮影当日に「電球切れに気づいたが交換が間に合わない」というケースがまれに発生します。撮影の2〜3日前に一度、全照明を点灯して確認いただくことをお勧めします。

③ 撮影立ち会い者の選任

撮影当日は、店舗の状況を把握している方にご立ち会いいただく必要があります。

  • 撮影ポイントの最終確認をカメラマンと行っていただく
  • 「ここは映したくない」等の個別事情を伝えていただく
  • 撮影中に発生した疑問点(○○の位置にポイントを追加してよいか等)に即答いただく
  • 撮影終了時のご確認・ご署名

オーナー様ご自身がご立ち会いいただくのが理想ですが、難しい場合は店長・マネージャー等、店舗の意思決定ができる方をご選任ください。アルバイトスタッフのみでの対応は、トラブル発生時の判断が遅れるためお勧めしていません。

撮影希望日・時間帯の決め方

撮影をスムーズに進めるために、撮影日時の選定にもコツがあります。

営業中でも営業時間外でも撮影可能

撮影は営業時間内・営業時間外・定休日のいずれでも実施可能です。お客様のご都合のよいタイミングをご指定ください。平日の日中・週末・早朝など、店舗運営の邪魔にならない時間帯を柔軟にお選びいただけます。

なお、営業時間内に撮影される場合は次の点だけ念頭に置いてください。

  • お客様の顔が写り込まないように角度調整を行うか、事前にお客様へ撮影協力の了承を得ていただきます
  • 撮影中は三脚を設置するため、お客様の動線を一時的に遮る可能性があります
  • 混雑ピーク時(ランチタイム等)は撮影に時間がかかる場合があるため、比較的静かな時間帯を選ぶとスムーズです

どの時間帯でも仕上がり品質に差は出ませんので、「営業時間外でないと撮影できない」と考える必要はありません。

天候の影響と雨天時の対応

屋内版ストリートビューは室内が中心ですが、店舗外観・入口周辺の3ポイント(いわゆる「3・1・1」)は原則すべての物件で撮影します。そのため、屋外部分の天候条件が仕上がりに大きく影響します。

雨天時は撮影中止になる場合があります

屋外撮影では魚眼レンズに水滴がつくと撮影品質が大きく損なわれます。傘を差しながらの撮影も、傘そのものがレンズの画角に映り込んでしまうため実質的に不可能です。このため、撮影当日に雨が降っている場合は、撮影を中止・順延させていただくことがあります。順延となった場合は、別日を再調整させていただきます。

意外と「曇り」が仕上がりには理想的

「晴天の日が一番きれいに撮れるのでは?」と思われる方が多いのですが、実はそうとは限りません。室内を明るくきれいに撮影するためには、店内の明るさに露出を合わせます。その結果、魚眼レンズに映り込む窓の外が強い日差しだと白飛びしてしまうことがあります。

店内と窓の外の明るさのバランスを考えると、薄曇り〜曇りの日のほうが、窓外の景色も適切な明るさで映り、結果として仕上がりが美しくなることが多いです。

季節感を出したい場合

クリスマス装飾・桜の時期・季節の装飾など、特定の季節感を店舗の魅力として伝えたい場合は、その装飾が整った時期の撮影をお勧めします。一度公開すると次の撮影まで画像は更新されないため、ベストな時期を狙って撮影することで長期的にその雰囲気をアピールできます。

撮影前日までの最終確認事項

撮影日が近づいたら、前日までに以下をチェックしてください。

  • ✅ 店内の片付け・清掃が完了している
  • ✅ 全ての照明が点灯・電球切れなし
  • ✅ 当日の立ち会い者が確定・連絡先を共有
  • ✅ 撮影希望箇所の最終確認(変更がある場合は事前連絡)
  • ✅ 入店方法・鍵の受け渡し方法の確認(定休日撮影の場合)
  • ✅ 撮影中の緊急連絡先の共有

準備が整っていれば、撮影当日は30分短縮できる場合もあります。逆に準備不足だと、撮影延長・再撮影等で追加費用が発生する可能性があります。

撮影当日の流れ・所要時間

撮影当日の所要時間はプラン・撮影ポイント数によって異なります。

プランポイント数所要時間目安
SMALL3ポイント約1時間
MEDIUM4〜7ポイント約2時間
LARGE8〜11ポイント約3時間
LARGE+12ポイント〜最大4時間前後

撮影当日の具体的な流れ

  1. カメラマン到着・ご挨拶: 当日の流れの最終確認
  2. 撮影ポイントの位置決め: 事前に共有したポイント案を現地で実際に確認
  3. 撮影実施: 各ポイントで三脚を設置し、カメラを水平方向に回転させながら複数枚撮影
  4. 撮影中の立ち会い: 「この位置で映しますね」と声をかけるので、「ここは外して」等の指示があればこのタイミングで
  5. 撮影完了・最終確認: 撮り漏れがないかの確認・撮影した枚数の共有
  6. お見送り: 機材を片付けて現地を退去

撮影中、お客様ご自身は基本的に「見守り」で結構です。長時間お立ちいただく必要はありませんので、ご休憩しながら必要に応じてご確認ください。

公開までのリードタイム

撮影が完了してから、実際にGoogleマップ上で公開されるまでのリードタイムは次の通りです。

  • 通常の公開目標: 撮影完了後7営業日以内に公開作業を完了
  • 実質: 7日以内にGoogleマップ上で閲覧可能
  • Google側障害時: ごくまれに、Googleサーバー側の障害でポイント間の矢印が表示されない等の不具合が発生することがあり、2〜3週間続いたケースもあります。Google側のトラブルのため弊社では対応できない性質のものですが、そのようなリスクがあることはあらかじめご了承ください

まとめ:撮影を成功させる3つのコツ

  • 撮影前日までに片付け・清掃・照明点灯・立ち会い者選任の3点を整える
  • 撮影は原則営業時間外または定休日に実施する
  • 仕上がりは事前準備で決まる — お客様目線で見られても恥ずかしくない状態に整える

撮影発注・準備に関するよくあるご質問

Q
お見積り・撮影ポイント案は無料ですか?
A

はい、完全無料です。回数制限なく、メール・お電話で何度でもご相談いただけます。

Q
支払いのタイミングは?
A

原則として撮影前に銀行振込にてお支払いいただく前払いとさせていただいております。詳しい支払条件やご請求方法についてはお問い合わせ時にご案内いたします。

Q
撮影当日、営業を止める必要がありますか?
A

多くの店舗では営業時間外や定休日に撮影を行っていただいています。営業時間内でも部分的に撮影は可能ですが、お客様の顔が写り込まないように配慮する必要があるため、営業中は撮影範囲や時間を制限することをお薦めしています。

Q
撮影に立ち会えない場合はどうすればよいですか?
A

オーナー様ご自身でのご立ち会いが難しい場合は、店長・マネージャー等の店舗の意思決定ができる方をご選任ください。アルバイトスタッフのみでの対応は、判断が必要な場面で遅れが生じるためお勧めしていません。

Q
撮影は全国対応していますか?
A

はい、全国47都道府県(北海道〜沖縄・離島を除く)対応です。弊社専属の撮影スタッフと弊社認定講習を修了した全国の提携フォトグラファーによるハイブリッド体制で、統一品質にてお伺いします。

次に読むべき記事

撮影発注の流れをつかんだら、続いて第3章では撮影機材・個人向け360度カメラとの違い・マルチレベルモードで、撮影品質を決める要素を学びましょう。


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この記事を書いた人

友添 成隆

友添 成隆

日本のインターネット黎明期から活躍するITコンサルタントです。ドメインレジストラ事業、レンタルサーバ事業、Web開発事業など、多岐にわたるプロジェクトを手掛けてきました。その後、企業向けグループウェアのASP事業や大手不動産企業のWeb開発にも携わり、豊富な経験を積んでいます。2015年からは、株式会社おもてなしドットコムの代表取締役として、ストリートビューや360度ビュー(バーチャルツアー)の提供、MEO対策、中小企業のITコーディネーターなど、多方面で活動を展開しています。これらの取り組みを通じて、日本のIT業界の発展に大きく貢献しています。